▼Qi35シリーズのフェアウェイウッド 4機種の違いについては、下記記事に詳しくまとめてあります。
Qi35 MAXフェアウェイウッドの試打・評価
Qi35 MAXフェアウェイウッドの試打クラブは、番手が3番（15.5°）、シャフトがDiamana BLUE TM50 Sです。
- 薄く見えるので、球を拾ってくれて、上がってくれそうな安心感がある。
- 15.5°の0.5°が良い。フェアウェイウッドを上手く打てなくて悩む方は、MAXにしてみると良い。
- Qi35シリーズの中では、MAXが一番拾って上がってくれそう。
Qi35 MAXフェアウェイウッドの3つの重要ポイント
ポイント① ロフトが寝ていて、打ち出しが高く出る
| 番手 | Qi35 | Qi35 MAX | Qi10 MAX |
|---|---|---|---|
| 3番 | 15 | 15.5 | 16 |
| 3HL | 16.5 | － | － |
| 5番 | 18 | 18.5 | 19 |
| 7番 | 21 | 21.5 | 22 |
| 9番 | － | 24.5 | － |
Qi35 MAXフェアウェイウッドは、前作に引き続いて高弾道と高MOIが特徴となっています。
ロフト角は一般的なものと比べて全番手で0.5°寝ていますので、打ち出しから球が高く出ます。
特にフェアウェイウッドは、球が上がらず苦戦される方も多いため、そういった方には見た目のシャローも相まって、精神的にも楽に扱えますし、実際、球は上がります。
なお、前作のQi10 MAXフェアウェイウッドと比べると、逆にロフトは0.5°立っています。ヘッド体積もQi10 MAXの方が大きいため、より高い打ち出しを求めるのであれば、前作の方がスペック的には有利です。
一つ前のモデルであっても、暫くは市場で同時並行で販売され続けまし、価格も安くなっていますので、併せて検討されることをオススメします。
ポイント② 超シャローで球を拾いやすいが、好みが分かれそう
▼左からQi35 MAXフェアウェイ、Qi35フェアウェイ
Qi35 MAXフェアウェイウッドは、前作に引き続いて超シャローバックとなっています。投影も大きく、平べったいため、球を拾い上げてくれるイメージが欲しい方にとって、とても安心感がある形状です。
反面、フェースの縦幅は短いため、ライの条件によっては、球をしっかり捉えるのに難しく感じられる方もいると思います。
▼Qi35 MAXフェアウェイ、ELYTE Xフェアウェイ
キャロウェイの2025年モデルの高弾道タイプのフェアウェイウッドと比べてみても、シャロー感はかなり際立っています。
この辺りのシャロー感は好みの問題となりますので、横顔も比較されると良いでしょう。
ポイント③ 9番が追加され、番手は前作より充実
| 番手 | Qi35 | Qi35 MAX | Qi10 MAX |
|---|---|---|---|
| 3番 | 15 | 15.5 | 16 |
| 3HL | 16.5 | － | － |
| 5番 | 18 | 18.5 | 19 |
| 7番 | 21 | 21.5 | 22 |
| 9番 | － | 24.5 | － |
再びポイント①で紹介した番手とロフト角をまとめた表です。
Qi35 MAXフェアウェイは、前作のQi10 MAXフェアウェイと比べると、9番が追加されました。
最近では、上の番手のアイアンを無理して使わず、ウッド系を多く採り入れる方が増えています。事実、今回9番が追加されたのは、そういった需要があることの現れでしょう。
実際に、プロの世界でもアイアンを減らすスタイルは話題になっていて、片山晋呉プロは7番アイアンから、青木瀬令奈プロは8番アイアンからで、その上は全てウッド系です。
アイアンが苦手な方、ロング・ミドルアイアンでのミスが多い方は、Qi35 MAXフェアウェイウッド（15.5～24.5°）とQi35 MAXレスキュー（20～35°）のコンボで、ウッドを多用したセッティングを検討されてみるのもオススメです。
Qi35 MAXフェアウェイウッドのUSモデルと日本モデルの違いを比較
番手の種類の比較
| 番手 | 日本モデル | USモデル |
|---|---|---|
| 3番 | 15.5 | 15.5 |
| 5番 | 18.5 | 18.5 |
| 7番 | 21.5 | 21.5 |
| 9番 | 24.5 | 24.5 |
番手については、USモデルの方が充実しているケースがたまにありますが、このモデルに関しては、日本モデルとUSモデルで同じラインナップとなっています。
各番手のロフト角の設定も同じで、違いはありません。
主要スペックの比較
USモデルと日本モデルで、公開されているスペック項目を比べてみると、番手の種類・ロフト角・ヘッド体積・長さは同じですが、ライ角の表記に違いがあります。
なお、異なるのは7番・9番で日本モデルは59°・59.5°ですが、USモデルは60°・60．5°となっていて、USモデルの方が1.0°のアップライトの表記となっています。
そのため、ソールを地面に合わせて構えた場合は、USモデルの方は縦振りしやすくなり、逆に地面とクラブの角度を同じにした場合は、USモデルの方はアップライトな分、つかまって強い弾道が出やすくなります。
シャフトの比較
USモデルと日本モデルで、公式サイトで紹介されているシャフトのラインナップに違いがあります。
＜日本モデル＞
- 2025 Diamana BLUE TM50：S/SR/R
＜USモデル＞
- Fujikura Air Speeder：S/R/A
レフティーモデルの有無
レフティーモデルについては、USモデルの方が充実しているケースが多く見受けられます。
そして、このモデルに関しても、レフトハンドの提供があるのはUSモデルのみとなっています。なお、番手は全てではなく、3番・5番・7番で、9番は提供がありません。
Qi35 MAXフェアウェイウッドの日本モデル・USモデルの価格・購入方法・発売日
Qi35 MAXフェアウェイウッドの発売日は、2025年2月7日です。
市場価格については、日本モデルはamazonや楽天で購入することができ39,325円から出品されています。
USモデルはフェアウェイゴルフUSAにて約50,399円で出品されています。
USモデルを購入する場合、フェアウェイゴルフUSAは、直接、メーカーから仕入れていて日本国内での実績も長く、知名度もありオススメです。
※フェアウェイゴルフUSAのメーカーからの直接仕入れについての説明
Qi35 MAXフェアウェイウッドの外観
Qi35 MAXフェアウェイウッドのスペック
＜日本モデル＞
| 番手 | ロフト角(°) | ライ角(°) | ヘッド体積(㏄) | 長さ(インチ) |
|---|---|---|---|---|
| 3番 | 15.5 | 57 | 190 | 43.25 |
| 5番 | 18.5 | 57.5 | 175 | 42.25 |
| 7番 | 21.5 | 59 | 175 | 41.75 |
| 9番 | 24.5 | 59.5 | 165 | 41.5 |
＜USモデル＞
| 番手 | ロフト角(°) | ライ角(°) | ヘッド体積(㏄) | 長さ(インチ) |
|---|---|---|---|---|
| 3番 | 15.5 | 57 | 190 | 43.25 |
| 5番 | 18.5 | 57.5 | 175 | 42.25 |
| 7番 | 21.5 | 60° | 175 | 41.75 |
| 9番 | 24.5 | 60.5° | 165 | 41.5 |
