テーラーメイドの2024年モデルの「Qi10」シリーズについて、フェアウェイウッド4機種の違いをまとめました。
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Qi35シリーズのフェアウェイウッド 4機種
Qi35シリーズのフェアウェイウッドは、全部で4機種あります。
- Qi35 ツアー ファウェイウッド
- Qi35 ファウェイウッド
- Qi35 MAX ファウェイウッド
- Qi35 MAX LITE ファウェイウッド
前作のQi10ではツアー、スタンダード、MAXの3機種でしたが、Qi35ではフェアウェイウッドにもMAX LITEが追加されました。
モデル | 特徴 |
---|---|
ツアー | 飛距離と操作性を両立するタイプ。 前後にスライドするウェイトによりスピン量を調整できる。 |
スタンダード | スタンダードタイプ。 アマチュアからプロまで幅広いゴルファーが使用できる。 |
MAX | 高MOIタイプ。 ミスヒットに強く、高弾道と直進性が特徴。 |
MAX LITE | 高MOI+軽量タイプ。 MAXを大幅に軽量化したモデルで楽に振れる。 |
Qi35シリーズのフェアウェイウッド 4機種の形状の違い
▼左からツアー、スタンダード、MAX、MAX LITE
こちらはクラウンの映像を並べたものです。
ドライバーと同様で、最もアスリート向けのツアーが超小ぶりで、浅重心により操作性・低スピンに優利な形状を採用しています。
反対に右の二つのMAX、MAX LITEはかなり大きく投影を取ってあります。実際に3番でヘッド体積は190ccあり、形状もシャローなため、寛容性の高さに加えて、球を拾い上げやすい形状になっています。
▼左からツアー、スタンダード、MAX、MAX LITE
こちらはヘッドを横から見たを並べたものです。
ツアーはヘッドに厚みがあり、後方が短く取られているのに対して、MAXとMAX LITEはかなり平べったいシャローになっています。このMAX系2種はロフトも0.5°大きいため、とにかく球を上げたい方に適しています。
▼左からツアー、スタンダード、MAX、MAX LITE
ウェイトは、一番左のツアーのみスライダー式を採用していて、スピン量の調整が可能となっています。
その他の3モデルは固定ウェイトで、スタンダードはシャローながらも前方に搭載されているのに対して、MAXとMAX LITEは後方に搭載されています。
Qi35シリーズのフェアウェイウッド 4機種の弾道・テクノロジーの違い
弾道の違い
モデル | ツアー | スタンダード | MAX | MAX LITE |
---|---|---|---|---|
打ち出し | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
スピン量 | ☆☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
寛容性 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
ツアーは、低スピン・低弾道で操作性があり、ツアーの名の通り上級者向けのモデルです。ディープで重心距離が短い分、ヘッド操作がしやすく、弾道に直進性より動きを求める方向けとなります。
MAX、MAX LITEは大型ヘッドで、共に寛容性・直進性が優れています。どちらもシャローで球を拾いやすいため、フェアウェイウッドが苦手、球が上がらないという方に適しています。
テクノロジーの違い
モデル | ツアー | スタンダード | MAX | MAX LITE |
---|---|---|---|---|
フリッパーウェイト | 〇 | - | - | - |
固定ウェイト | 前方 | 前方 | 後方 | 後方 |
可変スリーブ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スピードポケット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ツイストフェース | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カーボンクラウン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
主要なテクノロジーは、全モデルで共通で搭載されています。
スライダー式のウェイト調整機能のみ、従来通りツアータイプにのみ搭載されています。
前作からの大きな変更点として、ツアータイプだけでなく全タイプにロフトスリーブが搭載されてました(上位番手のみ)。
Qi35シリーズのフェアウェイウッド 4機種のスペック・シャフトの違い
スペックの違い
▼ロフト角の比較
モデル | ツアー | スタンダード | MAX | MAX LITE |
---|---|---|---|---|
3番 | 15°※ | 15°※ | 15.5°※ | 15.5°※ |
3HL | 16.5°※ | |||
5番 | 18°※ | 18°※ | 18.5°※ | 18.5°※ |
7番 | 21°※ | 21° | 21.5° | 21.5° |
9番 | 24.5° |
※:調整機能付き
通常、スタンダードタイプの番手が充実しているものですが、Qi35のフェアウェイウッドは事情が少し異なっています。
スタンダードタイプには3HLがありますが、9番まで揃っているのはMAXのみとなっています。
従来はHDやMAXのロフトが大きく寝ていましたが、Qi35のMAXとMAX LITEは、僅かに0.5°の差となっています。
▼3番ウッドのスペック比較
スペック | ツアー | スタンダード | MAX | MAX |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 15° | 15.5° | 15.5° |
ライ角 | 57° | 57° | 57° | 57° |
ヘッド体積 | 170cc | 185cc | 190cc | 190cc |
長さ | 43.25″ | 43.25″ | 43.25″ | 43.25″ |
ヘッド体積はMAXとノーマルで190ccありますので、かなり大きめです。形状もシャローで投影を大きくしていますので、フェアウェイウッドが苦手な方が楽に扱えます。
3番と5番の長さは、一般的には0.5インチの差を付けますが、テーラーメイドでは1インチと差を大きめにしてあります。3番と5番で飛距離の差を出しにくい方でも、違いを出しやすくなっています。
シャフトの違い
モデル | ツアー | スタンダード | MAX | MAX LITE |
---|---|---|---|---|
2025 Diamana BLACK TM60 |
S | S | ||
2025 Diamana SILVER TM55 |
S | S | ||
2025 Diamana BLUE TM50 |
S/SR | S/SR/R | ||
2025 AIR SPEEDER TM |
S/SR/R |
Qi35シリーズ フェアウェイウッドの価格・購入方法・発売日
ネットでの市場価格をQi35フェアウェイウッドで調査してみると、日本モデルは楽天やamazonで購入することができ、60,500円から出品されています。
USモデルはフェアウェイゴルフUSAで購入することができ、54,598円から出品されています。
USモデルを購入する場合、フェアウェイゴルフUSAは、直接、メーカーから仕入れていて日本国内での実績も長く、知名度もありオススメです。
※フェアウェイゴルフUSAのメーカーからの直接仕入れについての説明
Qi35シリーズのフェアウェイウッドの発売日は、ドライバーと同じく2025年2月7日です。
Qi35 ツアー フェアウェイウッド
Qi35 ツアー フェアウェイウッドは、アスリート向けのフェアウェイウッドです。
このモデルのみ明確にディープで小ぶりなヘッド形状で、低スピン・操作性が色濃いモデルです。
可変スリーブも全番手(3・5・7番)に搭載されていて、スライディングウェイトと合わせて弾道のカスタマイズ性能が最も優れているのも大きな特徴です。
Qi35 フェアウェイウッド
Qi35 フェアウェイウッドは、スタンダードタイプのフェアウェイウッドです。
シャローで寛容性と球の上がりやすさが備わっていて、アベレージゴルファーからプロまで幅広いゴルファーをターゲットとしたモデルとなっています。
打点がバラつきやすい方、球が上がりにくい方など、フェアウェイウッドが苦手な方は、MAX、MAX LITEの方から検討されることをオススメします。
Qi35 MAX フェアウェイウッド
Qi35 MAX フェアウェイウッドは、3番で190ccある大きなヘッドが特徴です。
慣性モーメントの大きさに加えて、ロフトがツアーやMAXよりも0.5°寝ていて、シャローで球が拾いやすくなっています。
このモデルのみ9番までありますので(他のモデルは7番まで)、アイアンよりもウッドの方が得意な方、できるだけウッドで短い距離も済ませたい方が、取り入れやすいモデルです。
Qi35 MAX LITE フェアウェイウッド
Qi35 MAX LITE フェアウェイウッドは、Qi35 MAX フェアウェイウッドの軽量版です。
シャフト、グリップに至るまで、クラブ全体でバランス良く軽量化されていますので、楽に振り抜きたい方、ヘッドスピードが遅めの方が扱いやすいウッドです。
ロフト設定はMAXと同じで、0.5°寝ていますので球が上がりやすくなっています。
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