ダンロップから発売のゼクシオ13ドライバ―(2024)とゼクシオ12ドライバ―(2022)について違いをまとめました。
ゼクシオ13とゼクシオ12
▼左がゼクシオ13、右がゼクシオ12
ゼクシオは2000年に初代モデルが発売されていて、きっちり2年毎にリニューアルを繰り返しています。
2022年モデルが12代目のゼクシオ12、2024年モデルが13代目のゼクシオ13です。
13代も続いている大きな理由は、ゼクシオらしさ(コンセプト)が変わらず、やさしく扱いやすいゴルフクラブであり続けていることが挙げられます。
とは言え、果敢に新たなテクノロジーも取り入れていて、最近では特にスリクソンとテクノロジーの共有が進んでいることから、クラブの進化のスピードも速まっています。
ゼクシオ13ドライバーとゼクシオ12 ドライバーの違い
スペックの違い
モデル | ゼクシオ13 | ゼクシオ12 |
---|---|---|
クラブ重量 | 281g | 282g |
シャフト重量 | 35g | 36g |
グリップ重量 | 31g | 31g |
クラブ長さ | 45.5” | 45.75” |
バランス | D3 | D4 |
まず、ロフト角・ライ角・ヘッド体積は変化がありません。そして、クラブ重量についても以前はリニューアルの度に軽量化を進めていましたが、ゼクシオ11からカウンターバランスが採用されていて、クラブ重量が280gに落ち着いています。
変わった点として注目したいのはクラブ長さです。
ゼクシオ12と比べると、ゼクシオ13では0.25インチ短い45.5インチとなっています。
これは、製品開発上の理由によるものではなく、60°計測法によるクラブ長さ46インチの規制に対応したものと言われています。
理由はともあれ、クラブが短尺となりクラブ重量も1g軽くなっていますので、クラブバランスも1ポイント軽くなっています。
短いことで楽に振れてミート率が高くなりやすく、更にヘッドの重量感も1ポイント軽くなっていますので、より楽に正確に振りやすくなっています。
スピン量の違い
弾道については、球が上がりやすく、楽に程よくつかまるというゼクシオらしさは変わりません。
ただ、スピン量についてはゼクシオ12よりもゼクシオ13の方が少なく出る方が多いのではないかと思います。
打ち出しの高さは確保されながらも、スピン量を抑えることで、より前に強く飛ぶ方向になっています。
スピン量が多いのと少ないのとどちらが良いかは一意に定まるものではなく、ゴルファーそれぞれの弾道によって異なります。
ここ数世代のゼクシオシリーズのドライバーを使っていて、スピン量を抑えてライナー性を高めたいという方はゼクシオ13、弾道の高さ強さが程よいという方はゼクシオ13よりゼクシオ12の方が適している可能性が高いです。
打感・打音の違い
▼ゼクシオ13・ゼクシオ12 ドライバーの打音の違い
ゼクシオ13で大きく変わった点として、打感・打音、つまりフィーリングが挙げられます。
これまでゼクシオと言えば爽快な金属音が特徴で、それが人気の理由の一つでもありました。
ゼクシオ13では爽快さは残りつつも、高音感が少し抑えられています。その分、打音・打感がマイルドになったように感じられます。
総じて多くのゴルファーが心地良く感じられる方向にシフトしていますが、これまでの爽快な金属音が大好きと言う方にとっては、やや物足りなく感じられるかもしれません。
デザインの違い
▼左がゼクシオ13、右がゼクシオ12
デザインについては、ゼクシオ13の方が直線的なラインが多く採り入れられていて、シャープさがあります。系統としてはゼクシオ11と似ています。
ゼクシオ12は従来のゼクシオに多く見られるような曲線を感じるデザインです。
▼左がゼクシオ13、右がゼクシオ12
クラウンもかなり見え方が違います。ActivWingと呼ばれるエアロ構造は、ゼクシオ13では2つ搭載されています。
ただ、アライメント周辺のデザインはゼクシオ13の方がシンプルに描かれています。
個人的にはゼクシオ12の方が打点位置を意識しやすく感じますが、ActivWingのデザインについては、ゼクシオ13の方が情報量が少なく感じられ、全体としてもゼクシオ13の方が好みです。
ゼクシオ13 ドライバ―(2024)
<搭載テクノロジー>
- New Activ Wing
- BiFLEX FACE
- Weight Plus Technology
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5、11.5°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- ヘッド重量:199g
- 長さ:45.5インチ
- クラブ重量:281g
- バランス:D3
ゼクシオ12 ドライバ―(2022)
<搭載テクノロジー>
- Activ Wing
- REBOUND FRAME
- Cup Face
- Weight Plus Technology
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5、11.5°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- ヘッド重量:199g
- 長さ:45.75インチ
- クラブ重量:282g
- バランス:D4