本記事では、やさしく扱えるウッド型のユーティリティについて、2025年時点でのオススメモデルをランキングで紹介します。
なお、対象ゴルファーは、初心者・アベレージゴルファーを想定しています。
ストイックなアスリートゴルファーというより、スコアが100前後・100切りを目指すゴルファー、楽しくプレーするエンジョイゴルファーを想定していますので、是非、参考にしてみてください。

記事末尾には、過去のランキングも残してあります!
第1位 PING G440ハイブリッド
PINGのG440シリーズのハイブリッドです。
ドライバー、フェアウェイウッドは3タイプありますが、ハイブリッドはノーマルタイプのみとなっています。
Gシリーズは、ウッドもアイアンも打点ブレに対する強さが際立っていて、大きなミスが出にくいのが最大の特徴です。
座りが良く構えやすさもありますので、アドレスがなかなか決まらない方、スイングが安定しない方にもオススメです。
また、最もロフト範囲が広いユーティリティで、17~34°までカバーしていますので、アイアンが苦手で出来るだけウッドで揃えたい人にもオススメです。

第2位 ダンロップ XXIO X ハイブリッド(3代目)
ダンロップのXXIO Xシリーズの3代目(2024年モデル)のハイブリッドです。
XXIOというと軽いイメージがある方もいると思いますが、XXIO Xは、アベレージゴルファー向けのしっかりとした重量感のあるシリーズで、女子プロゴルファーにも使用されています。
ウッド型ながらも、トゥ側の丸みは抑えられていて、フェースもやや四角い形状になっています。ややアイアンに寄せた形状になっていますので、アイアン感覚も少し欲しい方にオススメです。
第3位 テーラーメイド Qi35 MAXレスキュー
テーラーメイドのQi35シリーズのMAXタイプのユーティリティです。
ノーマルのQi35、軽量のMAX LITEと比べると、MAXは高弾道と直進性が特徴です。とにかく高く真っすぐ飛ばしたい方に適しています。
クラブスペックはロフト角の割に長めとなっていますので、同じロフトでも回転半径を活かして飛距離が出やすくなっています。
逆に言えば長いユーティリティが苦手な方は、逆に短めなキャロウェイのELYTE MAX FASTユーティリティなどを検討すると良いでしょう。

第4位 ブリヂストン B3MAX HYユーティリティ
ブリヂストンのBシリーズの「3」のモデルのユーティリティです。
「1」「2」「3」とモデル体型が分かれていて、「3」は高弾道と寛容性が特徴で、最もやさしいモデルです。
後方は少し持ち上がったハイバック気味で、フェースはソール側がラウンドしていますので、様々なライに対応しやすく、また後方の引っ掛かりを気にせずに振り抜きやすい形状になっています。
特に傾斜でアドレスしにくい方、傾斜で振り抜くのが苦手な方は、扱いやすいでしょう。
第5位 キャロウェイ ELYTE MAX FASTユーティリティ
キャロウェイのELYTEシリーズの「MAX FAST」タイプのユーティリティです。
「MAX FAST」はもともとアジア市場向けに開発された軽量モデルで、日本人にフィットしやすくなっています。
ELYTE MAX FASTユーティリティは、軽量と高弾道が特徴で、軽さを活かして楽に振りたい方、高さが欲しい方に適しています。
ユーティリティとしては珍しく、ウェイト調整機能が備わっています。
左右のウェイトは10gの重量差があるため、入れ替えることで左右方向の重心位置を変えることができ、つかまりの程度を切り替えることができます。
デフォルトではヒール側が軽くなっていて、入れ替えることでつかまりが良くなりますので、右へのミスに不安がある方にも適しています。
また、番手の種類が豊富なのも大きな特徴で、G440ハイブリッドと同じく6種類の番手があります。なお、こちらはロフト角ピッチが3°に固定されていますので、番手間の飛距離差を一定間隔で出しやすくなっています。

2023年版 やさしいウッド型ユーティリティ ランキング【初心者・アベレージゴルファー編】
第1位 PING G430ハイブリッド
PINGのG430シリーズのハイブリッドです。
ドライバー、フェアウェイウッドは3タイプありますが、ハイブリッドはスタンダードモデルのみとなっています。
Gシリーズは、ドライバーからアイアンに至るまでどれをとっても弾道のブレなさが優れています。
アベレージゴルファーからアスリートに至るまで扱えてしまう万能型のため、迷ったらGシリーズで良いぐらいオススメです。
さらにハイブリッドは番手の種類が豊富で、2番(17°)~7番(34°)まで揃っています。アイアンが苦手な方は、青木瀬令奈プロのように思い切ってアイアンを7番か8番ぐらいからにして、後はフェアウェイウッドとユーティリティを多用してみるのもオススメです。

第2位 テーラーメイド ステルス2 HDレスキュー
テーラーメイドのステルス2 HDレスキューは、ステルス2シリーズの3タイプのハイブリッド(レスキュー)の中でハイドロー仕様のモデルです。

ヘッド形状はシャローで平べったいため、球が上がりにくい方が安心して構えやすくなっています。
ソールにはスピードポケットと呼ばれるスリット構造が設けられていますので、特にフェース下目でのミスヒットが多い方には、ミスが許容され飛距離ロスが出にくくなっています。

第3位 キャロウェイ グレートビッグバーサ ハイブリッド GBB 2023
キャロウェイのGBBシリーズ2023年モデルのハイブリッドです。
チタン素材とカーボン素材に活用により大幅な軽量化がなされていて、78gもの大重量のタングステンウェイトが搭載されています。
これにより低重心・高慣性モーメントが実現されていて、球の上がりやすさ・寛容性が備わっています。
日本モデルでは4~6番の3種類ですが、USモデルでは3~8番の6種類あり、ロフト角では18~32°までをカバーしています。
G430ハイブリッドも番手が充実していますが、GBBの方は4番以降のロフトピッチが3°に狭く固定されていて、好みの飛距離を選びやすいのが特徴です。

第4位 コブラ AEROJET ワンレングス ハイブリッド
コブラのAEROJETシリーズのワンレングス仕様のハイブリッドです。
名前からも分かる通り、コブラではアイアンとハイブリッドでワンレングス、つまり長さを固定したタイプが用意されています。
ハイブリッドは4~6番まで3種類の番手があり、全て37.25インチ(USモデル)に固定されています。
長さが同じため、番手が違っても同様の感覚で構えやすいため、結果としてスイングが安定しやすいという大きなメリットがあります。
さらに、アイアンのワンレングスモデルについても、同じく37.25インチ(USモデル)に固定されていますので、ユーティリティとアイアンを組合せると更に大きなメリットとなります。

第5位 ミズノ ST-Z 230ハイブリッド
ミズノのSTシリーズ2023年モデルのハイブリッドです。2022年はドロータイプ(X)が発売されましたが、2023年は高慣性モーメントタイプ(Z)となっています。
フェース面は四角い形状になっていて、リーディングエッジもストレートに近く、ウッド型でありながらアイアンに寄せた形状になっていますので、アイアンのように構えたい方にオススメです。
日本モデルでは3~5番、USモデルでは2~5番まであり、全番手で可変スリーブが搭載されていて弾道調整しやすい点も魅力の1つです。
