▼ELYTE トリプルダイアモンドシリーズのドライバー4機種の特徴・違いについては、下記記事に詳しくまとめてあります。

ELYTE ◆◆◆TDドライバーの試打・評価
試打クラブは、ロフト角が9.0°、シャフトがTENSEI GREEN 60 for CW S、24 VENTUS BK 6 Xです。
- ヘッド形状は◆◆◆とほぼ同じだが、◆◆◆TDの方がシャローで後ろが長く見える。
- ◆◆◆よりは少しやさしい。操作性はもちろんある。それほど大きくは違わない。
- スライスを補正してくれるものではなく、ほんのりつかまる。ノーマルなELYTEよりはつかまらない。◆◆◆Tよりはつかまる。
- ロフト9°でも球が高く出る。
ELYTE ◆◆◆TDドライバーの3つの重要ポイント
ポイント① ドローモデルでも、つかまりは「僅か」
ドロータイプのドライバーということで、最も注目されるのは「つかまり具い」ではないかと思います。
まず、メーカーの説明を紹介しておくと、ELYTEシリーズのドライバーについて、弾道特性をマトリクスにしたものが公開されています。
これを見る限り、◆◆◆TDは左下の方にあり、ドロー度合いで言えば、MAX FASTに次ぐ2番目で、ELYTE Xよりもドロー側に位置します。
これをみるとかなりなドローモデルに思えると思います。
しかし、メーカープロダクト担当からはこれとは全く異なった説明がなされています。
つかまらない側のELYTE ♦♦♦ドライバーと、ボールがとてもつかまるELYTE Xドライバーを両端とすると、「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」のつかまり度合いは、中間という感じでしょうか。
ELYTEドライバーと比較しても、もしかしたら「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」のほうがつかまえやすいかもしれません。
ELYTEドライバーは直進系で、「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」は必ずドローがかかるといったイメージです。ELYTEドライバーのソール後方のウェイトを、ドローポジションに入れた状態くらいでしょうか
これは矛盾しているというより、どういったゴルファー向けに説明するかによって、話の内容が変わってくる部分が出てくるのは致し方無いかなと思います。
スライサーとツアープロでは、ヘッドスピード、スイング、弾道が違いますので、ドロー度合い(効果)を共通的に語るのにはそもそも無理があります。
アベレージゴルファーやスライサー向けで見た場合、ドローモデルと言えどアベレージゴルファー向けのシャローヘッドとは真逆で、450ccのディープヘッドです。どスライスが真っ直ぐになったりドローボールが出るようなドローバイアスではありません。
◆◆◆は右に出やすいドライバーのため、対象ゴルファーである中・上級者であっても右へのミスが出てしまう方にとって、右へのミスが抑えられる程度のものです。
ポイント② ネックはオフセット気味
▼左がELYTE ◆◆◆TD、右がELYTE ◆◆◆
こちらはELYTE ◆◆◆TDドライバーとELYTE ◆◆◆ドライバーの構えた時の見え方を比較したものです。
注目したいのはトップラインです。
まずヒール側については、ELYTE ◆◆◆TDドライバーではトップラインがネック位置に対してやや後方に下がっていてオフセット気味になっています。
これはクリーブランドなどのドローモデルまどで見られる形状で、構えた時につかまりの良さが感じられます。さらに実際面での効果としても、フェース面が後ろにある分、インパクトタイミングが遅くなりますので、しっかりつかまえて右へのミスが出にくくなります。
トゥ側については、ELYTE ◆◆◆ドライバーではかなり逃げ顔になっていて、つかまりを嫌う方が扱いやすい形状になっています。対してELYTE ◆◆◆TDドライバーの方は、フェース面がそもそも真っ直ぐに近く、トゥ側も逃げ顔感がおさえられています。
全体的なヘッド形状は小ぶり・ディープで似ていますが、トップラインに注目すると、構えた時の感じ方に違いがある点は踏まえておきましょう。
ポイント③ ELYTE ◆◆◆Tも検討したい
ELYTEの◆◆◆シリーズは、全部で4種類あります。

その中にELYTE ◆◆◆Tドライバーという日本でしか発売の無いモデルがあり、ソール後方にELYTEノーマルと同じウェイト調整機能が搭載されています。
約13gのウェイトの装着場所を変更することで約20ヤードの左右幅の弾道調整が可能
ドロー・フェードの切り替え効果(左右20ヤード)があり、スピンが入って球が上がりやすいという特徴も兼ね備えています。
つかまりだけでなく、少し球を浮かせたいという方にとっては、◆◆◆Tの方が求める弾道に近い可能性があります。
ELYTE ◆◆◆TDドライバーのUSモデルと日本モデルの違いを比較
主要スペックの比較
USモデルと日本モデルで、公開されているスペック項目を比べてみると、ロフト角・ライ角・ヘッド体積は同じですが、長さの表記に違いがあります。
日本モデルは45.5インチですが、USモデルは45.75インチとなっていて、USモデルの方が0.25インチ長尺の表記となっています。
ウェイト重量の比較
ELYTE ◆◆◆TDドライバーは、EYTE ◆◆◆ドライバーと同様に前後にスクリューウェイトが搭載されています。
ウェイトの重量については、日本モデルでは4gと9gとされていますが、USモデルでは重量の公開スペックがありません。
シャフトの比較
USモデルと日本モデルで、公式サイトで紹介されているシャフトのラインナップに違いがあります。
<日本モデル>
- TENSEI GREEN 60 for Callaway(S、SR)
- SPEEDER NX VIOLET 60(S)
- Diamana BB 63(S)
<USモデル>
- Mitsubishi Tensei 1K Black 65 Graphite(X、S)
レフティーモデルの有無
レフティーモデルについては、USモデルの方が充実しているケースが多く見受けられます。
ただ、ELYTE ◆◆◆TDドライバーについては、USモデル、日本モデルともにライトハンドのみで、レフトハンドの提供はありません。
ELYTE ◆◆◆TDドライバーの日本モデル・USモデルの価格・購入方法・発売日
ELYTE ◆◆◆TDドライバーの日本モデルの発売日は、2025年4月18日です。
市場価格については、日本モデルはamazonや楽天で購入することができ97,800円から出品されています。
USモデルはフェアウェイゴルフUSAにて約93,599円で出品されています。
USモデルを購入する場合、フェアウェイゴルフUSAは、直接、メーカーから仕入れていて日本国内での実績も長く、知名度もありオススメです。
※フェアウェイゴルフUSAのメーカーからの直接仕入れについての説明
ELYTE ◆◆◆TDドライバーの外観
ELYTE ◆◆◆TDドライバーのスペック
<日本モデル>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:450cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:4g、9g
<USモデル>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:450cc
- 長さ:45.75インチ
