PINGの2024年モデルの「G440」シリーズについて、フェアウェイウッド3機種の違いをまとめました。
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G440シリーズ フェアウェイウッド 3機種
G440シリーズのフェアウェイウッドは、全部で3機種となっています。
- G440 MAXファウェイウッド
- G440 LSTフェアウェイウッド
- G440 SFTファウェイウッド
前作のG430と同様で、スタンダードのMAX、低スピンのLST、ドローバイアスのSFTです。なお、もう少し細かく言うと、この3機種とは別に軽量タイプのHLも同時リリースとなっています。このHLはMAXとSFTの2機種というのも前作と同じです。
モデル | 特徴 |
---|---|
MAX | 寛容性と高弾道を備えたスタンダードタイプ。 番手が豊富(15~24°)。 |
LST | 低重心・低スピンの強弾道タイプ。 新たに5番が追加。 |
SFT | ドローバイアスタイプ。 ロフトが1°寝ていて高弾道。 |
G440シリーズ フェアウェイウッド 3機種の形状の違い
▼左からMAX、LST、SFT
こちらは3機種のクラウンの映像を並べたものです。
一番右のSFTはヒール寄りの体積があり、後方も長く、投影が大きく作られています。つかまり、拾いやすさ、安心感を好む方に好まれる形状です。
ちなみに3番のヘッド体積は、SFT > LST > MAX となっていて、LSTはややディープな分、MAXよりも体積は大きくなっています。
▼左からMAX、LST、SFT
こちらは3機種を横から見た映像を並べたものです。
一番右のSFTのシャロー感が際立っていて、球が上がりにくい方が楽に拾い上げやすい形状になっています。
真ん中のLSTはややディープ寄りになっていて、後方も少しだけ持ち上がっていて、低スピン・強弾道を特徴づけた形状になっています。
G440シリーズのフェアウェイウッドの試打・評価
G440シリーズのMAX、LST、SFTの全3タイプのフェアウェイウッドの試打・評価です。
G440シリーズ フェアウェイウッド 3機種のスペックの違い
ウェイト
ドライバーには3機種全てで移動式ウェイトが搭載されていますが、ファウェイウッドでは固定式となっています。
MAX、SFTは後方に1つのみで寛容性を高めた重量配分です。
LSTのみ前側にも1つウェイトがあり、低重心・強弾道の性能を高めてあります。
ロフト角
モデル | MAX | LST | SFT |
---|---|---|---|
3番 | 15° | 15° | 16° |
4番 | 17° | - | - |
5番 | 19° | 19° | 19° |
7番 | 21° | - | 22° |
9番 | 24° | - | - |
G440シリーズでは、フェアウェイウッドの番手が増えています。
スタンダードタイプのMAXでは4番(17°)が、低スピンタイプのLSTでは5番(19°)が追加されています。
特にLSTは従来まで何故か3番ウッドしかありませんでしたので、アスリートゴルファーにとっては待望の追加番手です。
またスタンダードタイプの4番についても、他メーカーでは3HL、HEAVENWOODなど、球が上がりやすい番手が豊富なため、PINGも充実させてきたようです。
3番ウッドのスペックの違い
モデル | MAX | LST | SFT |
---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 15° | 16° |
ライ角 | 57.5° | 57.5° | 58° |
ヘッド体積 | 186cc | 190cc | 193cc |
長さ | 43″ | 43″ | 43″ |
通常、アスリート向けの低スピン・強弾道タイプは、ヘッド体積が170ccクラスのものが多いですが、G440 LSTは190ccと体積をかなり持たせてあるのが大きな特徴です。
アスリート向けと言えど、極端に難し過ぎない設計になっています。
SFTは0.5°アップライト設計になっていますので、そもそものつかまりが良いヘッド特性に加えて、さらにスペック面でもつかまりを重視してあります。
G440シリーズ フェアウェイウッドの価格・購入方法・発売日
ネットでの市場価格をG440 MAXフェアウェイウッドで調査してみると、日本モデルは楽天やamazonで購入することができ、67,100円から出品されています。
USモデルはフェアウェイゴルフUSAで購入することができ、53,746円から出品されています。
USモデルを購入する場合、フェアウェイゴルフUSAは、直接、メーカーから仕入れていて日本国内での実績も長く、知名度もありオススメです。
※フェアウェイゴルフUSAのメーカーからの直接仕入れについての説明
G440シリーズのフェアウェイウッドの発売日は、ドライバーと同じく2025年2月6日です。
G440 MAXフェアウェイウッド
G440 MAXフェアウェイウッドは、スタンダードタイプのフェアウェイウッドです。
高弾道・高MOIが特徴で、弾道バイアスがなく、幅広いゴルファー向けのやさしいフェアウェイウッドです。
前作との違いとしては、新たに4番ウッドが追加されたこと、5番のロフトが1°寝たことが挙げられます。
特に4番ウッドについては、ロフトが寝ていて長さも短いため、フェアウェイウッドを苦手としている方、特に3番が上がり辛い方にオススメですし、5番のロフトが寝たことで、番手の飛距離の差が出しやすくなっています。
G440 LSTフェアウェイウッド
G440 LSTフェアウェイウッドは、低スピンタイプのフェアウェイウッドです。
このモデルのみソール前方にもウェイトが1つ搭載されていて、低スピン性能・強弾道性能が高くなっています。
低く強いためで飛ばしたい方、風に負けない弾道が欲しい方、フェアウェイウッドで弾道操作したい方に適しています。
なお、今作から遂に5番ウッドが追加されましたので、従来までLSTの3番を使っていた方にとっては、5番も同じヘッドに揃えることができます。
G440 SFTフェアウェイウッド
G440 SFTフェアウェイウッドは、ドロータイプのフェアウェイウッドです。
ロフト角は従来通り3番で16°、5番で19°、7番で22°で、一般的なフェアウェイウッドよりも1°寝ていて球が上がりやすくなっています。
スタンダードタイプのG440 MAXも十分やさしいですが、右に弾道が偏っている方は、つかまり性能のあるG440 SFTがオススメです。
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