▼ELYTEシリーズのドライバー 4機種の違いについては、下記記事に詳しくまとめてあります。
ELYTEドライバーの試打・評価
試打クラブは、ロフト角が10.5°、シャフトがVENTUS for CW 5Sです。
- ヘッドの後方が長くてローグに近い。設置した時にコロンと転がらず座りが良い。
- ヘッド形状は、ヒール側が絞られていて、形状は洋ナシに近づいていて振り抜きやすい。
- 打音は弾くというより乾いた感じ。パラダイム Ai SMOKEよりは弾いている。
- 寛容性を感じる。芯を外しても思ったより曲がらない。ミスしても弾道がまとまる。
- スピンが安定して低い。
ELYTEドライバーの3つの重要ポイント
ポイント① とにかくスピンが安定する
新採用のAi 10X FACEは、従来よりもフェース面の解析ポイントが10倍に増えていて、より精度の高いフェース設計が行われています。
ミスの補正能力は、パラダイム・パラダイム Ai SMOKEでもかなり優れていましたが、ELYTEでは更にスピン量の増減が抑えられます。
極端に拭けたりお辞儀したりがなく、弾道がまとまります。
ポイント② 打感はソリッドで、パラダイム Ai SMOKEよりやや硬め
ELYTEシリーズのドライバーは、◆◆◆以外の3モデルで360°カーボンシャーシが廃止されています。
フェース面を支える部分、ネック、そして、ソールがチタンになっていて、半分、チタンドライバーの方に戻っています。
打感については、素材の影響のためか、乾いた感じがあり、フェースに喰いつくというより、やや弾き感があります。
フェースに乗る吸い付き系の打感が好きな方は、パラダイム Ai SMOKEの方が良く感じると思います。
ポイント③ 弾道はニュートラル
ELYTEシリーズのドライバーは、軽量のMAX FASTを除くと、◆◆◆、スタンダード、Xの3タイプに分かれています。
スタンダードは真ん中に位置していて、弾道もバイアスがなく、とてもニュートラルです。加えて、Ai 10X FACEによるフェースによる補正能力の進化もあり、弾道がよれにくくなっています。
ELYTEドライバー(スタンダードタイプ)が適合するゴルファーとしては、右や左に弾道の偏りがある方よりも、真ん中を中心として弾道が散らばりやすい方に適しています。
なお、ヘッド後方のウェイト調整機能により、ドロー・フェードの切替が可能で、調整幅は20ヤードとなっています。この調整度合いがピタッとはまる方であれば、右か左に偏りがある方もフィットする可能性があります。
なお、スライス気味の方に関しては、ELYTE Xがドロータイプとなりますので、こちらを優先して検討されることをオススメします。
ELYTEライバーのUSモデルと日本モデルの違いを比較
主要スペックの比較
USモデルと日本モデルで、公開されているスペック項目を比べてみると、ロフト角・ライ角・ヘッド体積は同じですが、長さの表記に違いがあります。
日本モデルは45.5インチですが、USモデルは45.75インチとなっていて、USモデルの方が0.25インチ長尺の表記となっています。
ウェイト重量の比較
キャロウェイのドライバーのヘッド後方のウェイト調整機能は、従来までペリメーター・ウェイトと呼ばれるスライダー式でしたが、ELYTEドライバーでは仕組みが変わりました。
予めニュートラル・ドロー・フェードの3つのポートが用意されていて、脱着して移動させるタイプとなっています。
そして、ソール前方には従来からあるスクリューウェイトも搭載されています。
ウェイトの重量について、後方ウェイトは日本モデルとUSモデルで差は無く、どちらも13gとなっています。前方のスクリューウェイトは、USモデルでは重量の公開値がないため同一かは確認が取れませんでした。ちなみに日本モデルは2gです。
シャフトの比較
USモデルと日本モデルで、公式サイトで紹介されているシャフトのラインナップに違いがあります。
<日本モデル>
- VENTUS GREEN 50 for Callaway:S/SR/R
- TENSEI GREEN 60 for Callaway:S
- SPEEDER NX VIOLET 50:S
- Diamana BB 53:S
<USモデル>
- Mitsubishi Vanquish PL 40 Graphite:R2
- Project X Denali Charcoal 50 Graphite:R/S
- Project X Denali Charcoal 60 Graphite:S/XS
レフティーモデルの有無
レフティーモデルについては、USモデルの方が充実しているケースが多く見受けられます。
しかし、ELYTEドライバーについては、USモデルは、9、10.5のみで12°はレフトハンドの提供があります。一方、日本モデルでは、9、10.5、12°の全てのロフト角でレフトハンドの提供があります。
ELYTEドライバーの日本モデル・USモデルの価格・購入方法・発売日
ELYTEドライバーの発売日は、2025年2月7日です。
市場価格については、日本モデルはamazonや楽天で購入することができ107,800円から出品されています。
USモデルはフェアウェイゴルフUSAにて約94,198円で出品されています。
USモデルを購入する場合、フェアウェイゴルフUSAは、直接、メーカーから仕入れていて日本国内での実績も長く、知名度もありオススメです。
※フェアウェイゴルフUSAのメーカーからの直接仕入れについての説明
ELYTEドライバーの外観
ELYTEドライバーのスペック
<日本モデル>
- ロフト角:9.0、10.5、12.0°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:前方2g、後方13g
<USモデル>
- ロフト角:9.0、10.5、12.0°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- ウェイト:前方(重量不明)、後方13g