キャロウェイの2024年モデルの「パラダイム Ai SMOKE」シリーズに、ツアーバージョン(◆◆◆)のドライバー2機種が追加されました。
全3機種となったツアーバージョン(◆◆◆)のドライバーついて、特徴・違いをまとめました。
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パラダイム Ai SMOKEシリーズのツアーバージョン(◆◆◆)は全3機種に!
▼左から◆◆◆S、◆◆◆、◆◆◆MAX
キャロウェイ パラダイム Ai SMOKEのドライバーのツアーバージョンは、新たに◆◆◆Sと◆◆◆MAXが限定追加され、全部で3機種のラインナップとなっています。
ちなみに当サイトはUSモデルを中心に取り上げていますが、当記事執筆時点では◆◆◆の限定追加モデルはUSサイトに掲載がありませんので、日本モデルとなります。
- ◆◆◆S(限定追加モデル)
- ◆◆◆(プロパーモデル)
- ◆◆◆MAX(限定追加モデル)
3機種の違いはヘッドサイズ・シェイプで分かりやすくなっていて、上図の左から小ぶりな「◆◆◆S」、やや小ぶりな「◆◆◆」、ラージヘッドの「◆◆◆MAX」となっています。
パラダイム Ai SMOKEシリーズのツアーバージョン(◆◆◆)のプロ使用状況
ツアーバージョンが3機種になったということで、実際にキャロウェイ契約プロたちがどのモデルを使っているかを見てみると、大凡のクラブの特徴や対象ゴルファーも見えてきます。
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆Sドライバー
- ブレンダン・ジョーンズ
- アンソニー・クウェイル
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆ドライバー
- 石川遼
- 杉原大河
- 河本力
- 石川航
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆MAXドライバー
- 河本結
- 木村彩子
- 竹内美雪
より小ぶりな◆◆◆Sは外国人選手、ラージヘッドのMAXは女子プロゴルファーが使用しています。
簡単に言ってしまうと、◆◆◆では物足りない方は◆◆◆S、反対に少し手強いと感じる方は◆◆◆MAXということになります。
パラダイム Ai SMOKEシリーズのツアーバージョン(◆◆◆)のヘッド形状・弾道・テクノロジーの違い
ヘッド形状の違い
▼左から◆◆◆S、◆◆◆、◆◆◆MAX
ヘッド投影はどれも洋ナシ形状ですが、◆◆◆S、◆◆◆、◆◆◆MAXとなるに連れ、ストレッチバックしています。
この後でスペックも紹介しますが、ヘッド体積も左に行くほど大きくなっています。
▼左から◆◆◆S、◆◆◆、◆◆◆MAX
フェース形状は、一番左の◆◆◆Sがきれいなディープフェースで、小ぶり感を高める形状が顕著に出ています。
ヘッド投影と同様に、左に行くほどディープ、右に行くほどシャローになっています。
左に行くほど操作性が高く、右に行くほど寛容性が高くなる形状が採用されています。
スペックの違い
モデル | ◆◆◆S | ◆◆◆ | ◆◆◆MAX |
---|---|---|---|
スクリューウェイト | 前4g・後10g | 前2g・後14g | 前4g・後10g |
ヘッド体積 | 445cc | 450cc | 460cc |
ロフト角 | 9°・10.5° | 8°・9°・10.5° | 9°・10.5° |
ライ角 | 57° | 57° | 57° |
長さ | 45.5″ | 45.5″ | 45.5″ |
注目したい違いは、ヘッド体積、ウェイト重量、ロフト角の3つです。
ヘッド体積については、真ん中に位置する◆◆◆と比べると、◆◆◆Sは5cc小さく、◆◆◆MAXは10cc大きくなっています。
先程のヘッド形状の比較でも明らかなように、ヘッドシェイプそのものも◆◆◆Sはディープに寄せてあることで操作性が高く、◆◆◆MAXはシャローに寄せてあることで寛容性が高くなっています。
ウェイト配置は、どのモデルもソール前後に1つずつで同じですが、◆◆◆Sと◆◆◆MAXでは前後の重量差が小さくなっていて、更に合計重量も2g少なくなっています。
前後のウェイトを入れ替えることで重心を切り替えることで、スピン量・打ち出し・寛容性をよりシビアにすることができますが、ウェイト重量差が少ない分、◆◆◆Sと◆◆◆MAXは調整効果が穏やかになります。
ロフト角は、◆◆◆が3種類ありましたが、◆◆◆Sと◆◆◆MAXは8.0°がなく2種類となっています。
テクノロジーの違い
モデル | ◆◆◆S | ◆◆◆ | ◆◆◆MAX |
---|---|---|---|
Aiスマートフェース | 〇 | 〇 | 〇 |
360°カーボンシャーシ | 〇 | 〇 | 〇 |
アジャスタブルホーゼル | 〇 | 〇 | 〇 |
スクリューウェイト | 前4g・後10g | 前2g・後14g | 前4g・後10g |
搭載されているテクノロジーは、3機種で違いがありません。
スクリューウェイトの重量のみ違いがあるぐらいです。
この3機種は、基本性能・コンセプトは変わらず、◆◆◆としての味付けの濃さの違いがあると考えると良いでしょう。
パラダイム Ai SMOKEシリーズのツアーバージョン(◆◆◆)の価格と購入方法
◆◆◆はプロパーモデルのため、ゴルフショップ(小売店)にて購入が可能ですが、限定追加モデルの◆◆◆Sと◆◆◆MAXはキャロウェイ公式サイトでの購入となります。
USモデルに関しても、冒頭で触れた通り、当記事執筆時点では限定追加モデルは日本モデルのみとなります。
- パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆Sドライバー:111,100円~
- パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆ドライバー:96,800円~
- パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆MAXドライバー:111,100円~
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆Sドライバー
特徴
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆Sドライバーは、ヘッド体積が445ccでパラダイム Ai SMOKEシリーズの中で最も小ぶりです。
形状的にもフェース高を持たせたディープフェースで、きれいな洋ナシ形状をしています。
スピン量は◆◆◆よりも少しだけ入るようになっていますので、ディープによる重心距離の短さが生む機敏性と相まって、弾道操作に長けています。
スペック
- ロフト角:9.0°、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:445cc
- 長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:カスタム設定
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆ドライバー
特徴
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆ドライバーは、トリプルダイアモンドでありながらプロパーモデルとして発売開始時点から組み込まれています。
ヘッド体積と形状からすると、◆◆◆はツアーバージョンの中でのスタンダードモデルと言って良いでしょう。
ヘッド体積はやや小さい450ccとなっていて、こちらも◆◆◆Sと同様にディープフェースになっています。
ソールに搭載されているウェイトは、前方が2g、後方が14gで重量差が大きいため、入替て前方を重くすることで、よりツアーらしさ(つまりシビアさ)を増幅させることができます。
スペック
- ロフト角:8.0°、9.0°、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:TENSEI 60 for Callaway、Tour AD VF-6、SPEEDER NX BLACK 60、TENSEI PRO BLUE 1K 60
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆MAXドライバー
特徴
パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆MAXドライバーは、ヘッド体積が460ccでルール上限の大きさを有しています。
ツアーバージョンだけに洋ナシ形状ではありますが、◆◆◆S、◆◆◆と比べるとシャローフェースでストレッチバックしていますので、寛容性を高めてあります。
◆◆◆をツアーバージョンのスタンダードモデルとすると、◆◆◆MAXは球の上がりやすさ、打点ブレに対する寛容性が少しだけ増しています。
低弾道・強弾道を求めるが、◆◆◆では少し手強いという方に程よいモデルです。
スペック
- ロフト角:9.0°、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:445cc
- 長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:カスタム設定