上田桃子プロは、あまりクラブやシャフトを変えず、同じものを使い続けることで知られています。
中でもお気に入りのクラブは、古すぎて新品では手に入らないことから、ネットで中古クラブを購入してまで使い続けています。
上田桃子プロの2023年のクラブセッティング WITB
まず、2023年時点での上田桃子プロのクラブセッティングを見てみましょう。
- キャロウェイ パラダイム◆◆◆ドライバー(10.5°)
- キャロウェイ X HOTフェアウェイ(3番、5番)
- タイトリスト 816 H1ユーティリティ(23°)
- キャロウェイ APEX DCBアイアン(5番)
- キャロウェイ APEXアイアン 2016(6番~PW)
- キャロウェイ Xフォージドウェッジ ミルキークローム(50°、54°)
- キャロウェイ JAWS RAWウェッジ(60°)
- オデッセイ TRI-BEAMパター ダブルワイド
上田桃子プロが長く使い続ける古い名器
上記のクラブセッティングの中で、古いモデルが3つあります。
- キャロウェイ X HOTフェアウェイ(3番、5番)
- キャロウェイ APEXアイアン 2016(6番~PW)
- キャロウェイ Xフォージドウェッジ ミルキークローム(50°、54°)
キャロウェイ X HOTフェアウェイ(US)
まずはフェアウェイウッドです。
2013年に発売のキャロウェイ X HOTです。
アマチュアでも300ヤード飛ばせるとのことで、いわゆる、300ヤードスプーンとして一世を風靡したモデルです。
実は日本モデルとUSモデルでカラーリングが異なっていて、日本モデルではソールのXの文字がオレンジですが、USモデルはレッドです。
上田桃子プロは3番(15°)と5番(19°)を使っていて、2016年から使い続けています。
アイアンやウェッジと違って、ウッドは割れてしまうことがあり、実際に上田桃子プロが使っていたX HOTフェアウェイも割れてしまったことから、ネットで中古を探して購入してまでして調達しています。
そのため、現在、使用している実際のX HOTフェアウェイは、見ず知らずの人のテンプル痕が変なところについているそうです。
キャロウェイ APEXアイアン 2016
2つめはアイアンです。
キャロウェイの大人気シリーズ、APEXアイアンの2016年モデル。シリーズとしては2作目ということになります。
発売された2016年から使い続けていまして、先程のX HOTは途中でEPICなどを試したこともありましたが、アイアンは2016年以降でAPEX以外を使っているところも見たことがありません。
キャロウェイ Xフォージドウェッジ ミルキークローム
3つめはウェッジです。
キャロウェイのX FORGEDウェッジ ミルキークロムです。
2008年に発売(厳密には2007年末)のモデルで、もともとは同モデルのニュービンテージ仕上げの方を発売された2008年から使い続けていましたが、2014年からミルキークロム仕上げに変わっています。
これは推測ですが、劣化により代替する必要があり、同モデルを探したところ、見つかったものがミルキークロム仕上げだったというだけではないかと思います。
それでも既に10年近く使用していますので、長く使い続けることによるフェースの劣化が気になるところですが、ウェッジの50°、54°についてはスピンが重要ではないとのことで、溝がなくなっても使い続けられるそうです。
まとめ
上田桃子プロが長く使い続けるゴルフクラブ3種類を取り上げました。
ゴルフクラブはニューモデルが毎年のように発売され、テクノロジーや素材の進化が止まりません。
特にウェッジは溝に注目したテクノロジーが増えていて、スピン性能を強く謳っているものが増えています。
ですが、今尚、勝ち続けている上田桃子プロのクラブセッティングを見ると、道具より技量が大事であることを改めて認識させられます。