本記事では、スライサー向けのフェアウェイウッドについて、2025年時点でのオススメモデルをランキングで紹介します。
対象ゴルファーは、スライスに悩むゴルファーとなりますので、アベレージゴルファーがコア層となります。是非、参考にしてみてください。

記事の最後には、過去のランキングも残してあります!
第1位 キャロウェイ ELYTE X フェアウェイウッド
ELYTE Xフェアウェイウッドは、キャロウェイのELYTEシリーズから発売されているドロータイプです。
ELYTE Xは単なるドローバイアスなだけでなく、ライ角が3番から60°を超えていて、超アップライトになっています。
アップライト効果によりフェース面が左に向いていますので、ドローバイアスによるヘッドの返りの良さに加えて、打ち出しも左に出やすいため、ダブルで右へのミスが出にくくなっています。

超アップライトで左に打ちやすい!

第2位 PING G440 SFTフェアウェイウッド
G440 SFTフェアウェイウッドは、PINGのG440シリーズから発売されていて、ドロータイプです。
スタンダードなMAXタイプと比べると、かなりシャローな丸型ヘッドで、ヒール寄りの体積がしっかり確保されていますので、構えた時につかまりの良さ、球の上がりやすさが強く感じられます。
ロフト角は標準より1°寝ていて、ライ角はMAXタイプよりもアップライトで、スペック面でもつかまりと上がりやすさを持たせてあります。

右へのミスだけでなく、球が上がりづらい方にオススメ!

第3位 ブリヂストン B2HT フェアウェイウッド
B2HTフェアウェイウッドは、ブリヂストンのBシリーズから発売されているドロータイプです。
JGR・B2の流れを汲むモデルで、アスリート向けのBシリーズでありながら、アベレージゴルファーが扱いやすいモデルです。
ソール後方のウェイトは、思い切りヒール寄りに傾いていて、明確なドローバイアス設計になっています。
さらにドライバーと同様にSP-CORが採用されていて、フェースの幅広いエリアで飛距離ロスが出にくくなっていますので、打点がバラつきやすい方が大怪我しにくいフェアウェイウッドです。

打点がバラつきやすい方にオススメ!
第4位 キャロウェイ ELYTE MAX FASTフェアウェイウッド
ELYTE MAX FASTフェアウェイウッドは、キャロウェイのELYTEシリーズから発売されている軽量ドロータイプです。
既に紹介しているELYTE Xもドロータイプですが、ELYTE MAX FASTはその軽量版とも言えます。
クラブ全体が軽めに仕上がっていますので、標準的なクラブでは重たく感じられる方、軽いクラブでヘッドスピードを上げたい方に適しています。
なお、つかまりの良さ、球の上がりやすさは、ELYTE XよりもELYTE MAX FASTの方が優れているとされていますので、クラブ重量(軽さ)が問題なければ、こちらの方がスライスは改善されやすいです。

軽い分、楽に速く振れる!

第5位 ダンロップ XXIO Xフェアウェイウッド 2024
XXIO Xフェアウェイウッド 2024は、ダンロップのXXIO Xシリーズから発売されています。Xシリーズは2020年にスタートしていて、2024年モデルは3代目となります。
軽い・柔らかいとされるXXIOをハードにしたモデルで、女子プロゴルファーにも愛用されていることから、男性アマチュアゴルファーに程よいモデルとして注目されています。
基本性能としては、XXIO本来の扱いやすさ、球の上がりやすさ、つかまえやすさが備わっていて、やさしさがしっかり継承されています。
珍しい番手として、4番ウッド(16.5°)がありますので、3番が苦手な方は4番を試してみるなど、番手の組み替えの余地がある点も魅力の1つです。

3番が上手く打てない方は、4番を試してみたい
2023年版 スライサー向け フェアウェイウッド ランキング
第1位 PING G430 SFTフェアウェイウッド
G430 SFTフェアウェイウッドは、全3モデルの中でドロー仕様のフェアウェイウッドです。
ロフト角も一般的なものより1°大きく寝かせてあり、つかまりに加えて球の上がりやすさも備わっています。
G430シリーズ特有の打点ブレに対する強さも備わっていますので、基本的にスライス、打点がブレて弾道が定まらない、球が上がりきらないという方に断トツでオススメです。
なお、ヘッドスピードが遅め、軽いクラブで楽に振りたいという方は、HLシリーズという軽量版もありますので、G430HL SFTフェアウェイウッドを試されると良いでしょう。

スライサーでフェアウェイウッドがそもそも苦手な方にオススメ!

第2位 テーラーメイド ステルス2 HDフェアウェイウッド
ステルス2 HDフェアウェイウッドは、テーラーメイドのステルス2シリーズの中で、ハイドロー仕様のフェアウェイウッドです。
ドライバーは全般的にアスリート感が強めですが、フェアウェイウッドとレスキュー(ユーティリティ)はドライバーほど難しさがありません。
加えて、HDはHigh Drawの略で、ハイドローのバイアスが掛かっていますので、G430 SFT同様、スライサーで球が上がり辛い方に適しています。
もう一つ注目したいのはクラブ長さです。テーラーメイドのフェアウェイウッドは3番と5番で長さの差を広めにとってあり、飛距離の差を出しやすくなっています。
3番・5番で距離の打ち分けが苦手と言う方にもオススメです。

3番と5番の飛距離差を出しやすい!

第3位 ダンロップ ゼクシオX フェアウェイウッド 2022
ゼクシオX フェアウェイウッドは、2020年に誕生したXシリーズの2代目モデルです。
レギュラーモデルのゼクシオ12と比べて、軽すぎず柔すぎず、標準的なクラブ設定になっていますので、軽量なイメージのあるゼクシオでも重量感と振り応えがしっかりあります。
ゼクシオXが一般的なドローモデルと異なるのは、クラウンの突起構造によるエアロ効果でスクエアインパクトをアシストしてくれる点です。
つかまりを良くするには、スイングタイプにより、短い重心距離が合う方、長い重心距離が合う方の二つに分かれますが、ゼクシオXはエアロ効果のためどちらのタイプにも効果が出やすくなっています。
自分がどちらの重心距離が合っているか分からない方にもオススメです。

ゼクシオXはプロからの評価も高い

第4位 キャロウェイ ビッグバーサ フェアウェイウッド 2023
ビッグバーサフェアウェイウッド 2023は、2021年に発売されているBB21の後継モデルで、球の上がりやすさがつかまりの良さが特徴のモデルです。
日本モデルでは3番と5番の2種類のみとなっていますが、USモデルではHEAVEN WOOD、7番、9番まで5種類の番手が揃っています。
フェアウェイウッドが得意で出来る限り下の番手まで入れたいという方にとっては、9番(25°)まで揃っていますし、球の上がり難さに強烈に悩んでいる方にとっては、HEAVEN WOOD(4番に7番相当のロフトを持たせたもの)という特効薬的なスペックも魅力的です。

ネックには可変スリーブも搭載されていますので、ロフト角とライ角を調整して弾道をカスタマイズしたい方にもオススメです。

番手の種類が豊富で、25°まで賄える!

第5位 PING G430 MAXフェアウェイウッド
G430 MAXフェアウェイウッドは、G430シリーズの3機種の中で真ん中に位置するスタンダードモデルです。
そのため、SFTと比べるとドローバイアスではありませんが、左右のバラつきに対する強さが極めて優れています。
スライス度合いが弱めの方は、完全にクラブに頼るとうより、直進性と寛容性に優れたスタンダードモデルで練習していくのもオススメです。
ネックには可変スリーブが搭載されていますので、ロフト角とライ角を切り替えて、弾道の高さとつかまりを調整することもできます。
なお、こちらもG430 SFTと同様、軽量バージョンのG430HL MAXフェアウェイウッドがあります。

G430は弾道の安定性がとても高い

第6位 タイトリスト TSR1フェアウェイウッド
タイトリストはアスリート向けのメーカーですが、TSR1(1のモデル)のみ軽量でやさしく、アベレージゴルファーやスライサーが扱いやすくなっています。
可変スリーブが搭載され、ソール後方のウェイトは別重量のものに交換が可能なため、弾道のカスタマイズ性能が高い点も特徴の1つとなっています。
TSR2、TSR3といったモデルは、PGAツアーの選手がこぞって使うモデルですが、TSR1はそれとデザインテイストが同じため、アスリート感がある点も魅力です。

アスリート感あるデザインが魅力!

第7位 キャロウェイ パラダイムX フェアウェイウッド
パラダイムXフェアウェイウッドは、パラダイムシリーズの中でドロー仕様のモデルです。
なお、パラダイムは前年のローグSTシリーズと比べると、つかまりが弱くなっていますので、ドローバイアス度合いはスライスが大幅に改善されるというより、スライス傾向が若干ある方が、安心して振りやすいクラブです。
ドロー度合いだけ見れば、前年のローグST MAX Dフェアウェイウッドの方が強めのため、まだ購入可能であればコスパも優れていますので、コチラも検討してみると良いでしょう。

ドローバイアスは前年のローグSTシリーズの方が強め!
