テーラーメイドが「Qi4D」という商標を出願したことが判明しました。 2024年の「Qi」、2025年の「Qi35」に続き、2026年の新作として登場する可能性が高そうです。
▼2025年モデルのQi35シリーズ



「Qi4D」:商標出願から読み取れること
*出典:uspto
2025年6月、「Qi4D」という名称が米国で商標出願されています。
商標区分には第28類(ゴルフクラブ)が含まれており、クラブそのもの、もしくはクラブに搭載されるテクノロジー名である可能性が高いです。
現時点では公式情報はなく、検索しても商標以外の記述は見つかりません。
しかし、「Qi4D」というネーミングは、これまで2代続いた「Qi」を連想させるのに十分です。この名称からすると、2つの解釈がありそうです。
解釈①:4Dは、4次元
「4D」という言葉を普通に捉えると、「時間」や「奥行き」など空間+時間の次元的広がりが連想されます。
Qi35はすでに縦(飛距離)、横(直進性)を取り入れています。もしモデルバリエーション(MAX, LSなど)が1つの次元だとすれば、残るは1次元。
- インパクトに関する時間制御
- 奥行き方向の物理的なズレの補正や耐性
こういったものが第4の次元として捉えられるかもしれません。
解釈②:4Dは、4つの「D」
Qi4Dが象徴する「D」の要素を考えると、以下のような構成が浮かび上がります。
Dの要素 | 意味・役割 | 解説 |
---|---|---|
Distance | 飛距離 | ドライバーの基本命題 |
Direction | 方向性 | スライス・フックを抑え、直進性を高める設計 |
Depth | 深重心 | 高MOI設計でミスへの強制が向上 |
Dispersion | 分散 | 高初速エリアの拡大 |
Design | 設計思想 | 空力・重心配置・新素材など革新的な構造 |
Data | データ駆動 | AI設計、または、センサー連携によるフィッティング最適化 |
Dynamism | 動的性能 | 可変スリーブ・ウェイト調整など挙動変化対応 |
「4つのD」として表現される設計思想を、次元のように捉えることで、「Qi4D」という名に二重の意味を持たせている可能性もありそうです。
まとめ
2026年モデルとして登場が予測される「Qi4D」について取り上げました。
その名称には、設計思想を象徴する「4つのD」や、空間+時間の広がりを暗示する「4次元」といった複数の意味が込められている可能性があります。
テーラーメイドのドライバーシリーズは、Mシリーズが4代続いた一方で、SIMシリーズ、ステルスシリーズは2代で終了。そんな中、Qiシリーズが「Qi」「Qi35」に続く第3世代に突入する兆しは、ブランドの方針転換や思想の進化を読み解くヒントにもなりそうです。
▼2025年モデルのQi35シリーズ


