スリクソンZXiシリーズのミニドライバーが、R&AとUSGAのルール適合リストに掲載されました。
現時点では公式発表がなく、詳細なスペックや特徴は明らかにされていません。
スリクソンがミニドライバー市場に本格参入する可能性が浮上し、ここ数年じわじわと盛り上がりを見せていた「ミニドライバー熱」がさらにヒートアップしそうです。
登録情報から読み取れる「ZXi LS mini」
- モデル名:ZXi LS Mini
- ロフト角:13.5°
- ソール表記:REBOUND FRAME
- フェース表記:i-FLEX
- ヘッド形状:ミニドライバー(コンパクト)
現時点で判明していることは、適合リストに掲載された上記の情報に限られますが、「REBOUND FRAME」や「i-FLEX」といった表記が確認されていて、既存のZXiシリーズのドライバーに採用されているテクノロジーと同等であることが分かります。
つまり、ミニドライバーであっても高初速・低スピン性能・打感へのこだわりといったスリクソンらしい設計思想が同様に盛り込まれていると考えられます。
ヘッドサイズはコンパクトであることから、通常のドライバーとは異なる操作性、風に負けにくい強弾道といった特徴を持っていることが想像されます。
スリクソンがミニドラを出す意味
スリクソンがこれまで展開してきた「Z・ZXシリーズ」では、打感の繊細さや強弾道性能、そして低スピン設計による安定した飛距離が高く評価されてきました。
中でも「LS(Low Spin)」タイプは、低スピンと高い操作性が特徴で、主に上級者のニーズに応えてきた実績があります。
「ZXi LS Miniドライバー」は、LSの流れを汲みつつ、これまでにないコンパクトなヘッドサイズを採用することで、新たな選択肢として登場する可能性があります。
その用途としては、「ティーショット専用」の2本目の短尺ドライバー、または「ブラッシー的」な位置づけが考えられます。筆者の予想としては、ロフトが13.5°に限定されていることから、後者を想定したモデルである可能性が高いと感じています。

まとめ
「ZXi LS Miniドライバー」の適合リスト掲載は、スリクソンがミニドライバー市場へ動き出す兆しと受け取ることができます。
設計思想や性能はまだ明らかにされていませんが、「Z・ZXシリーズ」で築き上げたテクノロジーが継承される可能性は高く、実際の飛距離や操作性、打感にどのような違いや強みが現れるのか、今後の展開が期待されます。