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アイアンミズノ

【USモデル】Mizuno Pro 221・223・225アイアンのスペックの違いを徹底比較

Mizuno Pro 221・223・225アイアンのUSモデルについて、形状・スペックの違い等を比較しました。

ロフト角、ブレード長、トップラインのブレード厚、オフセット、ソール幅は、数値で比較していますので、各モデルとの違いが分かりやすいデータとなっています。

形状・素材・製法の違い

※左からMizuno Pro 221・223・225アイアン

アイアンの違いが最も明確に出るのが、まず形状、次に素材と製法です。

モデル 221 223 225
形状 マッスルバック キャビティ 中空
素材 軟鉄 (~7)クロモリ
(8~)軟鉄
(~8)クロモリ(ボディ)、ステンレス(バック)
(9~)軟鉄(ボディ)、ステンレス(バック)
製法 鍛造 鍛造 鍛造

221はマッスルバック、223はキャビティバック、225は中空構造となっていて、きれいに特徴が出ています。

数字が大きくなるにつれ、飛距離性能が高く、直進性と寛容性に優れたモデルとなります。逆に言えば、操作性、打感、レスポンス性能といった上級者が好む要素は薄れていきます。

素材面でも、221は軟鉄鍛造、223は全て鍛造ですが7番まで弾き感のあるクロモリ、8番から軟鉄となっています。

225アイアンは中空構造のため異素材が組み合わされて製造されています。バックは共通でステンレスですが、ボディは8番まで弾き感のあるクロモリ、9番から軟鉄となっています。

223と225でクロモリが採用されている番手に違いがありますが、ロフト角で見ると30°以下にクロモリが採用されています。番手というよりも、飛距離レンジ(役わり)で素材が分かれています。

Mizuno Pro 221・223・225アイアンの試打・比較

こちらは日本モデルとなりますが、Mizuno Pro 221・223・225アイアンについて、違いを解説されています。クラブフィッターにより試打されています。

屋外の練習場で試打されていますので、打音の違いも確認できます。

番手・ロフト角の違い

番手 221 223 225 長さ(共通)
2 16.5 39.5
3 21 19 39
4 24 22 21.5 38.5
5 27 25 24 38
6 30 28 27 37.5
7 34 32 30 37
8 38 36 34 36.5
9 42 41 39 36
PW 46 46 44 35.5
GW 51 49 35.25

3機種とも7番アイアンのロフト角が30°以上あり、上級者~中級者が使いやすいスペックになっています。クラブ長さも番手で揃っていて7番で37インチとなっています。

225アイアンは7番で30°となっていて、7番までタングステンウェイトも中空内部に搭載されていますので、寛容性だけでなく、球の上がりやすさに優れています。

ネック形状・オフセットの違い

※左からMizuno Pro 221・223・225アイアン

ネック形状は、マッスルバックの221が最もストレートで、クセが無い綺麗な形状をしています。オートマチックにつかまることもなく、意図した弾道を繰り出しやすい形状をしています。

番手 221 223 225
2 0.15
3 0.102 0.142
4 0.098 0.138 0.138
5 0.094 0.134 0.134
6 0.091 0.13 0.13
7 0.087 0.122 0.122
8 0.083 0.114 0.114
9 0.079 0.106 0.106
PW 0.075 0.098 0.098
GW 0.094 0.094

223と225は、221と比べると若干のグースが感じられます。

映像では223の方が225よりもグースが大きいように見えるかもしれませんが、オフセットの数字を見てみると、同じ番手で同じ値となっています。

ブレード長の違い

※左からMizuno Pro 221・223・225アイアン

221から223、225になるに従って、ヘッドサイズは大きくなっています。

そして、実際にブレード長を比較したものが下表となります。

番手 221 223 225
5 75 78.2 80.8
7 74.8 77.8 79.6
PW 73.3 75.7 76.6

5番アイアンで比べてみると、221と225では約6mmの違いがありますので、ヘッドサイズから伝わってくる構えた時の安心感も違います。

ブレードの厚さの違い

※左からMizuno Pro 221・223・225アイアン

221アイアンは~5、PWが4.1mm、6~9が4.2mm、そして、223アイアンは全番手で5mmです。

厚さが揃っていることで、意識するのはロフトと長さになりますので、より集中して構えやすいという利点があります。

番手 221 223 225
5 4.1 5 5.5
7 4.2 5 5.3
PW 4.1 5 4.3

一方、225アイアンは、中空構造が採用されていて、さらに番手により素材が異なっていることもあり、トップラインの厚さは番手で異なっていて、下に行くほど薄くなっています。

ソール幅の違い

※左からMizuno Pro 221・223・225アイアン

ソール幅は形状の違いが大きく影響してきまして、厚みがあると低重心・深重心につながります。

低重心になることで球が上がりやすく、深重心になることで寛容性・直進性が高まりますので、弾道に与える影響が最も大きな要素の一つです。

番手 221 223 225
5 16.4 20.2 20.3
7 15.8 19.5 19.1
PW 15 15.8 16.1

221アイアンはシャープなマッスルバック形状で、ソール幅はとても薄く仕上がっています。打ち込んでいきやすく、弾道操作がしやすいため、今尚、上級者には好まれています。

まとめ

Mizuno Pro 221・223・225アイアンについて、形状やスペックの違いをまとめました。

基本的には、何れのアイアンもディスタンス系とは異なるカテゴリーとなります。操作性とフィーリングを求める方は221、中級者向けでお助け感が欲しい、そして上の番手では飛距離を出したいという方は225、その中間が223という住み分けになります。

まずは、7番アイアンに求めるロフト角から判断する、または、上級者の方は221から、中級者の方は225から検討されると良いと思います。

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