キャロウェイが「EPIC REV」という商標を出願したことが判明しました。
同社では「EPIC」の名が付くシリーズをこれまで何度も発売していますので、「EPIC REV」は2026年の新作である可能性が推測されます。
「EPIC REV」の商標出願は2026年モデルの布石か?
*出典:uspto
2025年2月に「EPIC REV」という名称が米国で商標出願されています。
商標区分は第28類(ゴルフクラブ)となっていますので、ゴルフクラブ、または、それに搭載する技術名などの可能性が考えられます。
現時点では公式情報はなく、検索しても商標以外の記述は見つかりませんが、「EPIC」という名が付くと、新商品の可能性を抱く人は、かなり多いのではないでしょうか?
これまでの「EPIC」シリーズ
発売年 | 名称 | 主な特徴 |
---|---|---|
2017年 | GBB EPIC | JAILBREAKの採用 |
2019年 | EPIC FLASH | AI設計によるFLASH FASE |
2021年 | EPIC SPEED/MAX | JAILBREAKのフレーム化 |
「EPIC」は、飛距離と革新を挑戦的に追い続けてきたシリーズで、キャロウェイの技術レベルを高めてきました。
ちなみに、「ROGUE」は安定性と寛容性を重視したシリーズで、平均的なゴルファーに寄り添う設計思想を持ち、EPICとは対照的な立ち位置にあります。
出典:callaway
最初に「EPIC」が登場したのは、遡ること8年前、2017年の「GBB EPIC」です。
「JAILBREAK(監獄)」と名付けられた二本の柱。ヘッド内部に垂直に配置されたこの構造体は、当時の常識を覆すものでした。
軽量化が至上命題だった時代に、あえて重量を増す構造物には疑問や懐疑の声もありましたが、インパクトエネルギーを効率よくフェースに伝えることで、飛距離性能は飛躍的に向上。「GBB EPIC」は“ぶっ飛びドライバー”として高く評価され、今でも名器として語られています。
2019年には、AI設計によるフェースを搭載した「EPIC FLASH」が登場。膨大なシミュレーションから導き出された最適形状は、打点のばらつきに強く、安定した飛距離を実現しました。人間の設計では到達できなかった領域に、AIが一歩踏み込んだ瞬間です。
そして2021年、EPIC SPEED/MAXではJAILBREAKが“バー”から“フレーム”へと進化。ヘッド全体の剛性を高めることで、さらなるエネルギー効率と打感の向上が図られました。
「EPIC」×「REV」から連想されるもの:再び挑戦に舵を切ったか!?
「PARADYM」「ELYTE」と続いた近年のキャロウェイは、AIフェースの精度向上や製造効率の革新など、“技術の深化”に注力してきました。 特に「ELYTE」では、Ai 10x FACEによる弾道補正力の強化や、プロトタイプ製作の高速化など、完成度と安定性を追求する姿勢が際立っています。
その一方で、「EPIC」シリーズが持っていた“挑戦”の匂いは、やや影を潜めていた印象もあります。
そんな中での「EPIC REV」の商標出願。 “REV”という語が意味するのは、Revolution(革命)、Revive(再起)、Revamp(刷新)など、思い当たるものはいずれも変化と挑戦を予感させます。
「EPIC FLASH」でAI設計を導入し、「EPIC SPEED/MAX」でJAILBREAKをフレーム化したように、「EPIC」シリーズは常に「技術の実験場」であり「挑戦の象徴」でした。
その流れを受けるなら、「EPIC REV」は再び“挑戦”に舵を切ったのかもしれません。 飛距離性能の限界に挑む!そんなEPICらしさが、再び戻ってくる予感がします。
まとめ
2026年モデルの候補として予測される「EPIC REV」。 その名称が意味するのは、Revolution(革命)か、Revive(再起)か、Revamp(刷新)か、いずれにしても、変化の兆しです。
近年のドライバーが完成度や安定性を重視してきた中で、「EPIC REV」は再び「挑戦的な構造」「一発の飛び」といった、「EPIC」らしい刺激をもたらしてくれそうです。