
ブリヂストンの2025年モデルの「BXシリーズ」について、BX1LS・BX1ST・BX2HT・B-Limited BX1★TOUR ドライバー(4機種)の違いをまとめました。
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B-Limited BX1★TOUR・BX1LS・BX1ST・BX2HT ドライバー

*左からB-Limited BX1★TOUR、BX1LS・BX1ST、BX2HT
ブリヂストンのウッド系は、1・2系、3系を交互にリニューアルしています。
2025年は1・2系の年で、カスタム専用モデル1機種、ドライバーはプロパーモデル3機種が発売となっています。
- B-Limited BX1★TOUR ドライバー(カスタム)
- BX1LS ドライバー
- BX1ST ドライバー
- BX2HT ドライバー
Bシリーズとしては、この他に3系のB3MAX、B3MAX Dがあり、プロパーは全5モデルとなっています。
| モデル | 特徴 | 
|---|---|
| B-Limited BX1★TOUR | ツアーのフィードバックから誕生。 小ぶりで振り抜きの良いカスタム専用モデル。 | 
| BX1LS | 高初速を追求した低スピンタイプ。 | 
| BX1ST | 操作性のある低スピンタイプ。 | 
| BX2HT | つかまりと高弾道の高MOIタイプ。 | 
B-Limited BX1★TOUR・BX1LS・BX1ST・BX2HT ドライバー 4機種の違い
①ヘッド形状の違い

*左からB-Limited BX1★TOUR、BX1LS・BX1ST、BX2HT
シリーズ中で唯一460ccの大型ヘッドを採用するBX2HTは、後方とヒール寄りにボリュームを持たせた形状が特徴。見た目からもつかまりと寛容性が感じられ、直進性を重視するプレイヤーに安心感を与えてくれます。
それと比べてB1系の3モデル(BX1★TOUR・BX1LS・BX1ST)は、後方を抑えたディープ形状で、振り抜きやすさを重視した設計。中でもBX1LSは一見ドロータイプに見えるものの、実際にはつかまりが最も抑えられていて、操作性に優れたアスリートモデルです。

*左からB-Limited BX1★TOUR、BX1LS・BX1ST、BX2HT
横からのシルエットでは、各モデルのディープ感・シャロー感が明確に現れます。
BX1★TOURはディープなハイバック形状と445ccの小ぶりなヘッドで、シャープな振り抜きを求めるプレイヤーに適しています。
BX1LSは後方の高さを抑えたディープ形状で、低スピン性能を高めるための設計が施されています。
②弾道の違い
| タイプ | BX1★TOUR | BX1LS | BX1ST | BX2HT | 
|---|---|---|---|---|
| 弾道高さ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 
| つかまり | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | 
| 操作性 | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | 
| 寛容性 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 
シリーズ中で最もアスリート感が強いのはBX1LS。低スピン性能と高い操作性を兼ね備え、意図した弾道を描きたいプレイヤーのニーズに応えてくれます。ウェイトはスクリューと土台の2パーツ構成で、重心調整の自由度にも優れています。
一方、BX1★TOURはコンパクトヘッドながら操作性は控えめで、振り抜きの良さに特化したモデルです。見た目の印象とは異なり、繊細な弾道コントロールよりも、スピードと感覚的なフィーリングを重視したモデルです。
BX1STは弾道高さ・つかまり・操作性のバランスが良く、ロフト展開の広さも含めて、中・上級者にフィットする万能型のアスリートモデルです。
BX2HTは高弾道・高つかまり・高寛容性を備え、直進性とミスへの許容度を重視する平均的なプレイヤー向けのど真ん中のモデルです。
③スペックの違い
| タイプ | BX1★TOUR | BX1LS | BX1ST | BX2HT | 
|---|---|---|---|---|
| ロフト角 | 9° | 9° | 9.5°、10.5° | 9.5°、10.5° | 
| ライ角 | 57° | 57° | 57° | 59° | 
| ヘッド体積 | 445cc | 455cc | 455cc | 460cc | 
| 長さ | - | 45.5” | 45.5” | 45.5” | 
| クラブ重量 | - | 312g | 312g | 303g | 
| ウェイト重量 | スクリュー2g、8g | スクリュー2g、8g 土台4g、6g | スクリュー2g、8g 後方8g | スクリュー2g、8g 後方9g | 
| シャフト重量 | - | 58g | 58g | 55g | 
| 調子 | - | 中 | 中 | 中 | 
| トルク | - | 4.8° | 4.8° | 5.4° | 
| バランス | - | D3.5 | D3.5 | D2.5 | 
- B-Limited BX1★TOUR
 445ccのコンパクトヘッドにスクリューウェイト2g・8gを搭載。精密な操作性と低スピン設計で、ツアーレベルの弾道を狙える。
- BX1LS
 455ccヘッドにスクリュー2g・8g+土台4g・6gを搭載。重心調整の自由度が高く、ライナー性の強弾道で飛距離重視。
- BX1ST
 BX1LSと同スペックながら、ロフトは9.5°・10.5°の2展開。球筋を操りたいプレイヤー向け。
- BX2HT
 460ccの大型ヘッドにスクリュー2g・8g+後方9gウェイトを搭載。軽量・高トルク設計で球が上がりやすく、寛容性に優れる。
モデル別おすすめゴルファーと選び方のヒント
モデル別おすすめゴルファー
スペックや弾道の違いを踏まえ、各モデルがどんなプレイヤーに適しているかを整理しました。
ご自身のスキルやプレースタイルに照らし合わせて、最適なモデル選びの参考にしてください。
| モデル名 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | 特徴キーワード | 
|---|---|---|---|---|
| BX1★TOUR | - | ○ | ○ | 振り抜き重視・フィーリング派 | 
| BX1LS | - | △ | ○ | 低スピン・操作性・強弾道 | 
| BX1ST | - | ○ | △ | バランス型・操作性・寛容性 | 
| BX2HT | ○ | ○ | - | 高弾道・つかまり・直進性・寛容性 | 
選び方のヒント
- とにかくミスに強く、真っすぐ飛ばしたい方
 BX2HTを選ぶと安心。高弾道・高寛容性で、平均的なスイングにもよく合います。なお、つかまりの良さがありますので、この要確認ポイントです。
- つかまり過ぎを嫌う方
 まず BX1LS や BX1★TOUR を検討しましょう。どちらもつかまりを抑えた設計で、左へのミスを減らしたい方に向いています。
- 球筋を操りたい方
 BX1STがバランス型でおすすめ。ロフト展開も広く、打ち方に合わせて調整しやすいモデルです。
- 振り感・フィーリングを重視する方
 BX1★TOURから検討。シャープさでいうと、BX1LSもおすすめ。コンパクトヘッドでスピード感あるスイングに応えてくれます。
B-Limited BX1★TOUR・BX1LS・BX1ST・BX2HT ドライバー 4機種の価格と購入方法
B-Limited BX1★TOURはカスタム専用モデルで、BS専用シャフトの装着モデルで99,000円です。
プロパーモデルのBX1LS、BX1ST、BX2HTは、BS専用シャフトの装着モデルで93,500円です。
ネット市場価格の最安値は、楽天で74,800円で出品されています。
発売日は、4モデルとも2025年9月5日です。
B-Limited BX1★TOUR・BX1LS・BX1ST・BX2HT ドライバー 4機種の特徴・スペック
B-Limited BX1★TOUR ドライバー
<おすすめゴルファー>
- 振り抜きの良さとフィーリングを重視する上級者
- コンパクトヘッドでスピード感あるスイングを求める方
- 感覚的な打ち心地を優先するプレイヤー
445ccのコンパクトヘッドにスクリューウェイトを搭載。振り抜きの良さに特化した設計で、スピード感あるスイングに応えてくれます。
操作性は控えめながら、シャープな形状と低スピン性能が特徴。フィーリング重視のプレイヤーに適した一本です。
<スペック>
- ロフト角:9.0°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:445cc
※カスタム専用モデル
BX1LS ドライバー
<おすすめゴルファー>
- 飛距離と低スピン性能を重視する中・上級者
- つかまりを抑えて意図した弾道を描きたい方
- 重心調整による弾道コントロールを活用したいプレイヤー
455ccのやや小ぶりなヘッドで、低スピン性能と高操作性を兼ね備えた、シリーズ随一のアスリートモデルです。
つかまりを抑えた設計で、意図した弾道を描きたいプレイヤーに最適。スクリューウェイトとその土台となるウェイトの2パーツ構成が二組あり、重心調整の自由度も高いのが特徴です。
<スペック>
- ロフト角:9.0°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:455cc
- 長さ:45.5インチ
BX1ST ドライバー
<おすすめゴルファー>
- 球筋を操りたい中・上級者
- 弾道高さ・つかまり・操作性のバランスを求める方
- 安定性と操作性を両立したいプレイヤー
455ccのやや小ぶりなヘッドにスクリューウェイトを搭載。弾道高さ・つかまり・操作性のバランスが良いアスリートモデルです。
ロフト展開は9.5°・10.5°の2種類あり、中・上級者が求める安定性と飛距離性能を両立しています。
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:455cc
- 長さ:45.5インチ
BX2HT ドライバー
<おすすめゴルファー>
- 高弾道・高つかまり・高寛容性を求める平均的なスイングタイプ
- 直進性とミスへの許容度を重視する方
- 安心感のある大型ヘッドで安定したショットを打ちたいプレイヤー
シリーズ唯一の460cc大型ヘッドに、後方ウェイトを搭載。高弾道・高つかまり・高寛容性を備え、直進性を重視するプレイヤーに適しています。
軽量・高トルク設計で振り切りやすく、ミスへの許容度も高く、平均的なスイングタイプに幅広く対応する安心設計です。
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ





