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ドライバータイトリスト

GT280 miniドライバー 試打・評価|3つの重要ポイント|USモデルと日本モデルの違い

5.0

GT280 miniドライバーの試打・評価

試打クラブは、ロフト角が13.0°、シャフトがTENSEI 1K Black 65 Sです。

  • 他社のミニドライバーより小さい。ヘッドが小さいので長く見える。
  • スピンを入れたり減らしたり、右に曲げたり左に曲げたり、弾道操作はしやすい。
  • ELYTE miniと比べて、もっと操作したい人向け。ターゲット層は限りなくプロに近い方。
  • 球が上がりやすいクラブではない。

GT280 miniドライバーの3つの重要ポイント

ポイント① ヘッドはかなり小ぶりで、上級者向け

ミニドライバーと言うと、大型ヘッドが苦手な方やそもそもドライバーが苦手な方が”やさしく打てるドライバー”だと紹介されることが多々あります。

実際、多くのミニドライバーはそのように扱われていますし、コース形状によってドライバーの代わりに使う人も少なくありません。

GT280 miniドライバーはというと、ここ最近の他メーカーが発売しているミニドライバーとはやや性格が異なります。

モデル ヘッド体積 ライ角 長さ
GT280 mini 280cc 56° 43.5″
R7 QUAD MINI 305cc 57° 43.75″
ELYTE MINI 340cc 57° 43.5″

最も大きな違いは、ヘッド体積です。

これまでのミニドライバーは全て300ccを超えていましたが、GT280 miniは名前からも分かる通り280ccです。

おまけにヘッド形状は厚みがありますので、体積以上に小さく見えます。ミニドライバーというよりフェアウェイウッドに近いです。

実際、タイトリストの公式サイトでも、日本サイトではフェアウェイウッド、USサイトではドライバーに掲載されていて、位置づけが異なっています。さらに、USサイトでは「GT280 Mini Driver | 2-Wood」というタイトルになっていて、ミニドラなのかブラッシーなのか公式見解も良く分かりません。

いずれにしても、構えた時にやさしく感じられるクラブではありませんし、弾道もなかなかハードなので、やさしさを求めるクラブではありません。

ポイント② 使い方は、低い球で攻める!ランで稼ぐ!

GT280 miniドライバーの弾道ですが、ヘッドが小ぶりなこともあり、打ち出しは高くなく、スピン量も少なめです。

ヘッドスピードが速い方でないと、球がお辞儀してしまいますので、自ずと対象ゴルファーや用途は絞られてきます。

一つの使い方として、風が強いコース、河川敷などが主戦場で、浮かせずに転がして運びたい場合には、それ専用として武器になりそうです。

なお、操作性もしっかり備わっていますので、逆に言えば、打点ブレに対する強さや直進性とは真逆の位置にいます。その意味では、上級者向けのクラブと言って良いでしょう。

ポイント③ 直ドラには向かない

これまでの他社のミニドライバーは、投影が大きくシャローなものが多く、メーカーが説明する通り直ドラでも使えました。

GT280 miniドライバーは、形状こそどちらかと言えばフェアウェイウッドに近く、ソール面もフラットで滑りが良さそうなのですが、ヘッド形状は厚みがあってディープです。

フェアウェイウッドはシャローなほど、球を拾い上げやすいですが、GT280 miniドライバーは形状的には拾い上げやすいクラブではありません。

そして、GT280 miniドライバーの特徴としても、スピン量が多くなく、ロフトも0.5°立った13°のため、球を上げるのが得意なクラブではありません。

直ドラでの活用も検討されているという方は、ELYTE miniなど他社のものの方がしっかり打てる可能性がありますので、打ち比べされることをオススメします。

GT280 miniドライバーのUSモデルと日本モデルの違いを比較

主要スペックの比較

USモデルと日本モデルで、公開されていて確認できるスペック項目は、ロフト角・ライ角・ヘッド体積・長さの4つです。

この4つのスペック全てで、USモデルと日本モデルで違いはなく、全く同じです。

ウェイト重量の比較

GT280 miniドライバーは、GT4ドライバーと同様に前後に脱着式のウェイトが搭載されています。

公式サイトでは重量に関する表記が確認できませんが、前方が3g、後方が11gという情報がゴルフ系メディアなどで紹介されています。

なお、USモデル、日本モデルともに、ウェイト入れ替えにより弾道調整が可能であることは解説されています。

シャフトの比較

USモデルと日本モデルで、公式サイトで紹介されているシャフトのラインナップに違いがあります。

<日本モデル>

  • Mitsubishi TENSEI 1K Black
  • GRAPHITE DESIGN TourAD DI

<USモデル>

  • Mitsubishi TENSEI 1K Blue
  • Mitsubishi TENSEI 1K Black
  • GRAPHITE DESIGN TourAD DI
  • GRAPHITE DESIGN TourAD UB
  • GRAPHITE DESIGN TourAD VF

レフティーモデルの有無

レフティーモデルについては、USモデルの方が充実しているケースが多く見受けられます。

GT280 miniドライバーについても、レフトハンドが提供されているのはUSモデルのみで、日本モデルでは提供がありません。

GT280 miniドライバーの日本モデル・USモデルの価格・購入方法・発売日

GT280 miniドライバーの発売日は、2025年4月18日です。

市場価格については、日本モデルはamazonや楽天で購入することができ77,000円から出品されています。

USモデルはフェアウェイゴルフUSAにて約71,856円で出品されています。

USモデルの方が5千円ほど安く出品されています
(当記事執筆時点)

USモデルを購入する場合、フェアウェイゴルフUSAは、直接、メーカーから仕入れていて日本国内での実績も長く、知名度もありオススメです。

※フェアウェイゴルフUSAのメーカーからの直接仕入れについての説明

GT280 miniドライバーの外観

GT280 miniドライバーのスペック

<日本モデル>

  • ロフト角:13.0°
  • ライ角:56°
  • ヘッド体積:280cc
  • 長さ:43.5インチ

<USモデル>

  • ロフト角:13.0°
  • ライ角:56°
  • ヘッド体積:280cc
  • 長さ:43.5インチ

 

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