本記事では、上級者・アスリートゴルファー向けのアイアンについて、2025年時点でのオススメモデルをランキングで紹介します。
上級者向けのアイアンは、基本的に軟鉄素材・鍛造製法によるものが大半で打感・打音に優れています。形状的にはコンパクト・ストレートネックでロフトが寝ていて、操作性に優れ、それなりのヘッドスピードと技量が無いと飛距離と高さが出しづらいのが特徴です。
上級者・アスリートゴルファーの方は、アイアン選びの参考にしてみてください。

記事の最後には、過去のランキングも残してあります!
第1位 PING BLUEPRINT Tアイアン
BLUEPRINT Tアイアンは、PINGのBLUEPRINTアイアンの2代目です。
初代BLUEPRINTは1モデルでしたが、2代目ではキャビティのSとマッスルバックのTに分かれています。ちなみにSはScore、TはTourの略です。
BLUEPRINTは、PING史上初のマッスルフォージドアイアンで、フェース面の小ささが魅力でもあり難しさでもありました。
▼左がBLUEPRINT T(2代目)、右がBLUEPRINT(初代)

BLUEPRINT Tアイアンでは、ブレードが2%長くなっていて、安心感という意味では構えやすいくなっています。
また、打点部の裏面の肉厚設計はよりすっきりとした形状になっていて、PINGのロゴ位置もバックフェースからネックに変わっていて、見た目の美しさが格段に向上しています。
素材面では前作に引き続いてS20Cが用いられていますので、素材による打感の柔らかさも備わっています。

第2位 テーラーメイド P7MBアイアン
P7MBアイアンは、テーラーメイドのアスリート向けアイアンのPシリーズから発売されています。
ツアープロのPROTOモデル・限定モデルを除いたプロパーモデルの中では、最も上位であり、唯一の軟鉄鍛造マッスルバックアイアンです。

ブレードは薄くネックも綺麗なストレートで、操作性がある分、寛容性はあまりありません。
少しクラブにやさしさを求める方は、キャビティバックを採用した軟鉄鍛造のP7CBアイアンがありますので、例えばロングアイアンだけキャビティを用いるなど、コンボで組むのも面白いでしょう。

第3位 ブリヂストン B-Limited 220MB アイアン
B-Limited 220MB アイアンは、ブリヂストンのアスリート向けブランドであるBシリーズから発売されています。
PINGのBLUEPRINTと同様にS20Cが用いられていますので、素材によるピュアな打感の良さが備わっています。

フェース面はヒールが高く見え、そのためか構えた時に少しグースが感じられます。
バリバリの操作性というより、弾道の再現性が高く、マッスルバックとしては安定感があるタイプです。
面長な和顔は好みが分かれるところですが、オールドゴルファーの中では好まれる方が多い形状だと思います。
第4位 スリクソン Z-FORGED Ⅱアイアン
Z-FORGED Ⅱアイアンは、スリクソンから発売されているマッスルバックアイアンで、Z-FORGEDアイアンの後継モデルです。
松山英樹プロが初代・2代目ともに使用していることでご存知の方も多いと思います。ちなみに、2代目の発売は2023年のため、2021年のマスターズ優勝時は初代Z-FORGEDアイアンを使っていました。

出典:dunlop.co.jp
2代目の開発いは松山英樹プロの意見が反映されていて、打点エリアを肉厚にすることでしっかりとした打感があり、上下方向の慣性モーメントを大きくしてあります。
打点が上下にブレやすい方に適しているアイアンです。

第5位 キャロウェイ APEX MB アイアン
APEX MBアイアンは、キャロウェイのAPEXシリーズから2024年に発売されています。
バックフェースにはウェイトパーツが大きく見えますので、一枚物の軟鉄鍛造のマッスルバックとは異なり、キャロウェイらしいハイテク感があります。
ウェイトパーツがここまで仰々しく装着されていると、かなり寛容性を持たせてあって弾道の自由度が低そうに思えますが、実際はその逆です。
ミスを許容して真っすぐ飛んで欲しいところでも、しっかりインパクトなりの弾道が出ます。

7番のロフトは34°と寝ていて、スピン性能が高く、操作感もありますので、寛容性よりも反応性を重視する方向けで、ヘッドスピードも速めの方に適しています。

2023年版 マッスルバック アイアン ランキング【上級者・アスリートゴルファー編】
第1位 テーラーメイド P7MBアイアン 2023
P7MBアイアンは、テーラーメイドのアイアンの中で最もハイエンドなモデルです。
打感はテーラーメイド史上で最も柔らかいとも評されていて、フィーリングを重視される方にとてもオススメです。
キャビティバックのP7MCに対して、P7MBはきれいなマッスルバックで、ミスを許容する要素はほぼありません。
ボールにヘッドを差し出したなりの弾道になりますので、ミスはしっかりミスになることを覚悟している方向けのアスリートアイアンです。

第2位 スリクソン Z-FORGED Ⅱアイアン
スリクソンのマッスルバックアイアンです。前作のZ-FORGEDアイアンから4年振りとなる待望のリニューアルモデルで、松山英樹プロの意見も取り入れられた最上位のアイアンです。勿論、松山英樹プロを始め、ダンロップ契約プロたちに使用されています。
今作のZ-FORGED Ⅱアイアンは打点部を厚めにしていて、柔らかい打感の中にしっかり感もあります。
マッスルバックでありながら、ヘッドは小さ過ぎないため、構えた時に難しさを感じさせず、このカテゴリーのアイアンとしては割と飛距離を出しやすいのも特徴です。

第3位 ミズノ Mizuno Pro 241アイアン
ミズノから発売のMizuno Proシリーズ 2024年版の3モデルの中で、最もハードなタイプのアイアンです。
前作の221と比べてソリッドな打感に寄せてあって、柔らかさの中にも少しだけ弾き感が感じられます。
バックフェースが厚めに仕上げられている分、この種のアイアンにしては球の上がりやすさがあり、反面、スピン量は少し抑えられます。
第4位 PING BLUEPRINT アイアン
BLUEPRINTは、PING史上で初となる鍛造マッスルバックのアイアンです。
PINGの契約男子プロの殆どに使用されていて、打感の良さ、操作性に優れています。
コンパクトな上にトゥ側が角張っていますので、構えた時にほぼボールと同じぐらいに見えます。フェースの小ささに難しさを感じやすい方は、圧迫感があるかもしれません。
ネックのストレート感も際立っていて、操作性を重視するゴルファーには満足度が高いと思いますが、ちょっとしたミスをそのままミスとしてボールに反映されます。
ミスがはっきりとミスとして分かりますので、より正確なショットと技術の向上を目指す方に適しています。
第5位 キャロウェイ APEX MBアイアン 2024
キャロウェイの大人気アイアンシリーズ、APEXの2024年モデルの中のマッスルバックタイプのアイアンです。
2024年のAPEXアイアンは、3モデルに全てでバックフェース下部にタングステンウェイトが搭載されています。
そのためAPEX MBアイアンはマッスルバックには分類されるものの、一般的な一枚物で刀のような形状とは異なっています。
打感は少し硬めで、寛容性も備わっていますので、マッスルバックを使いたいけど、やさしさも欲しいという方に適しています。

  
  
  
  







