キャロウェイの2024年モデルのAPEXシリーズについて、USモデルのアイアン3機種の違いをまとめました。
APEX 24シリーズ アイアン USモデルの3機種
こちらがキャロウェイのAPEXシリーズ 2024年モデルのアイアンです。USモデルとして発売されているのは上記の3機種です。
- APEX PROアイアン
- APEX CBアイアン
- APEX MBアイアン
APEXシリーズのアイアンは、アメリカでもとても人気があり、2014年の発売からリニューアルを重ねていて、2024年モデルはシリーズ5代目となります。
なお、一番やさしいモデルがPROモデルとなっていて、スタンダードモデル(APEXアイアン)が無いのが違和感ありますが、アベレージゴルファーにも人気のシリーズのため、後から追加される可能性は十分にあると思います。
モデル | 特徴 |
---|---|
APEX PRO | 中空構造で、ウレタン・マイクロスフィアがインサートされている。 7番のロフト角は33°で、少しだけ飛距離と寛容性が備わっている。 中級者向けのアイアン。 |
APEX CB | 軟鉄鍛造のツアーキャビティアイアン。 7番のロフト角は34°で、しっかり球を上げて狙うモデル。 上級者向けのアイアンながら、キャビティバックにより、少しだけ寛容性がある。 |
APEX MB DCB | 軟鉄鍛造のマッスルバックアイアン。 7番のロフト角は34°で、しっかり球を上げて狙うモデル。 上級者向けのアイアンで、打感・操作性を重視するゴルファー向け。 |
APEX 2024シリーズ アイアン USモデルの弾道・テクノロジーの違い
弾道の違いを比較
モデル | APEX PRO | APEX CB | APEX MB |
---|---|---|---|
打ち出し | 中 | やや低 | 低 |
スピン量 | 中 | 中 | 中 |
寛容性 | 中 | やや低 | 低 |
操作性 | 中 | やや高 | 高 |
基本的に、PRO、CB、MBという順にアスリート色が強くなっていて、それにともない寛容性と球の上がりやすさがシビアになり、操作性が上がります。
ご自分に合ったモデルの選び方として、中級者、そして飛距離や寛容性を求める上級者はAPEX PRO、それ以外の上級者はAPEX CBかAPEX MBという分け方が、最初の入口として出来ると思います。

CBとMBの大きな違いは、打感と操作性!グリグリ操りたい方、ピュアな打感を好む方はMBがオススメ!
テクノロジー・形状の違いを比較
モデル | APEX PRO | APEX CB | APEX MB |
---|---|---|---|
形状 | 中空 | キャビティバック | マッスルバック |
軟鉄鍛造 | △ | 〇 | 〇 |
ウレタン・マイクロスフィア | 〇 | - | - |
ネック | ほぼストレート | かなりストレート | ストレート |
ヘッドサイズ | ややコンパクト | コンパクト | コンパクト |
APEX PROのみ、中空構造で中にウレタン・マイクロスフィアが搭載されています。
APEX CBとAPRX MBは軟鉄鍛造ですが、APEX PROのみ中空で構造が大きく異なります。フェースも張り合わせていて、中にはウレタン・マイクロスフィアが搭載され、打感の向上が図られています。
そのため、APEX PROのみ素材と製法が生み出す自然な打感とはことなりますので、フィーリングを重視される方は、APEX CBかAPEX MBという選択になります。
APEX 2024シリーズ アイアン USモデルのスペック・シャフトの違い
スペックの違いを比較
▼ロフト角の違い
番手 | APEX PRO | APEX CB | APEX MB |
---|---|---|---|
#3 | 19° | 20.5° | 20.5° |
#4 | 22° | 23° | 23° |
#5 | 25° | 26° | 26° |
#6 | 29° | 30° | 30° |
#7 | 33° | 34° | 34° |
#8 | 37° | 38° | 38° |
#9 | 41° | 42° | 42° |
PW | 45° | 46° | 46° |
AW | 50° | 50° | 50° |
7番アイアンのロフト角は、APEX PROが33°、APEX CBとAPEX MBが34°で、3機種全てでフェースはかなり寝ています。
前作では、APEX 21アイアンというスタンダードモデルがあり、そちらは30.5°のため中級者が程よく扱いやすいスペックでした。
2024年モデルでは、スタンダードモデルがありませんので、PRO、CB、MBの3機種は上級者が程よく感じられるスペックです。
▼オフセットの違い
番手 | APEX PRO | APEX CB | APEX MB |
---|---|---|---|
#3 | 3.4 | 3.3 | 2.2 |
#4 | 3.2 | 3.1 | 2.1 |
#5 | 3 | 2.8 | 1.9 |
#6 | 2.7 | 2.5 | 1.7 |
#7 | 2.5 | 2.3 | 1.5 |
#8 | 2.2 | 2.1 | 1.3 |
#9 | 1.9 | 1.9 | 1.1 |
PW | 1.7 | 1.6 | 0.8 |
AW | 1.3 | 1.4 | 0.6 |
モデルの特徴・位置づけ通り、PRO → CB → MBとなるに従ってオフセットは小さくなっています。
オフセットが小さい程、ネック形状はストレートに近づいて行きますので、MBが最もアスリート向けで操作性が高いことを意味します。
ただ、3機種ともオフセットは基本的に小さく抑えられていますので、PROもストーレーとに近い形状で、ほんのりつかまり感・お助け感がある程度です。
▼長さの違い
番手 | APEX PRO | APEX CB | APEX MB |
---|---|---|---|
#3 | 39.00″ | 39.00″ | 39.00″ |
#4 | 38.50″ | 38.50″ | 38.50″ |
#5 | 38.00″ | 38.00″ | 38.00″ |
#6 | 37.50″ | 37.50″ | 37.50″ |
#7 | 37.00″ | 37.00″ | 37.00″ |
#8 | 36.50″ | 36.50″ | 36.50″ |
#9 | 36.00″ | 36.00″ | 36.00″ |
PW | 35.75″ | 35.75″ | 35.75″ |
AW | 35.50″ | 35.50″ | 35.50″ |
長さは、3機種で同じ設定になっています。加えてライ角についても3機種で同じになっています
そのため、ライ角なりに構えた時に、モデル間で同じように構えられます。
APEX PROアイアン 2024
2024年モデルの3機種の中では、最もやさしいタイプです。
中空構造が採用されていますので、必然的に軟鉄鍛造のブレードアイアンを求める方には適していません。
中空構造の利点として、一枚物のブレードアイアンと比べて飛距離性能と寛容性に優れるという特徴がありますので、APEX CB、APEX MBとは位置づけが異なり、中級者よりのアスリートモデルです。
APEX CBアイアン 2024
APEX CBアイアンは、軟鉄鍛造でキャビティーバック形状のアイアンです。
バックフェースの外周が少しだけ肉厚になっていますので、APEX MBアイアンと比べると、ミスに対する許容性が備わっています。
ロフト角のスペックはAPEX MBアイアンと全番手で同じため、上級者向けの中でも操作性と寛容性のどちらに寄せているの違いになります。
シビアな操作性よりも、少しのミスは許容して欲しい方は、APEX CBアイアンがオススメです。
APEX MBアイアン 2024
APEX MBアイアンは、軟鉄鍛造でマッスルバック形状のアイアンです。
APEX CBアイアンと比べると、バックフェースにキャビティが無くすっきりしています。ネックもよりストレートになっていて、操作性の高さを追求した形状になっています。
上級者向けで、打感、操作性を重視する方に適していますが、扱いこなすには、自分でしっかり球を上げて飛距離を出せる技量、球を操る正確なヘッドコントロールなど、ゴルファー側にも相応のパフォーマンスが求められます。
