タイトリストのTSRシリーズから発売のTSR1ドライバー。
軽量モデルでタイトリストとは思えないやさしさがあり、日本のアベレージゴルファーに人気のモデルです。
女子プロゴルファーの西川みさとプロが試打した結果が興味深い内容でしたので、詳しく取り上げます。
TSR1ドライバーをHS40未満で試打した動画
こちらはタイトリストのTSR1ドライバーを、西川みさとプロがヘッドスピード40未満で試打している動画です。
動画の内容を踏まえつつ、TSR1ドライバーの特徴として抑えておきたいポイントをまとめました。
見た目はタイトリストらしいアスリートモデル
タイトリストのTSRシリーズのドライバーは、1~4まで4タイプあります。
TSR2・TSR3・TSR4は、中級者からツアープロ向けのモデルで、TSR1ドライバーのみ軽量でシニアやヘッドスピードが遅めのゴルファー向けとなっています。
そのため、アスリート向けのタイトリストの中にあって、TSR1ドライバーは軽量クラブ市場に合わせた特別な位置づけのクラブです。
(見た目は)通常モデルとの違いが分からない。
ただ、デザインに関しては、TSR1~4まで差異をつけることなく、同じテイストで仕上げられています。
そのため、TSR1ドライバーもTSR2~4と同様にタイトリストらしいアスリート向けのモデルに見えます。
▼TSR1ドライバーのフェースとソールのデザイン
逆の例で言えば、キャロウェイのMAX FASTシリーズは、フェースカップ部分の色がシルバーで、位置付けが異なるモデルで一目で分かりますし、PINGのG430 HLシリーズもウェイトやシャフトの色が異なるため、こちらも通常モデルとの違いを感じさせます。
TSR1ドライバーは、外観からのやさしさを求める方にはネガティブな要素かもしれませんが、格好良さを大事にする方、タイトリストへの憧れをお持ちの方には、ポジティブな要素です。
打ちやすい
▼TSR1ドライバーの特徴
- 270g前後の超軽量設計
- 球が上がりやすい
- つかまりが良い
- 深重心でミスに強い
TSR1ドライバーのクラブの特徴は、主に以下の4点が挙げられまして、いわゆる”やさしい”ドライバーです。
- (構えた感じ)初めてタイトリストで打てるかもと思いました。
- 置いた時のヘッドの見え方が打てそうな感じがした。
- シャフトが軽いが、それよりもヘッドが軽いのが振りやすいと感じた。
西川みさとプロもこのように述べていて、見た目、構えた時、実際に打ってみた、タイトリストなのに使いやすいと感想を述べられています。
TSシリーズは、TSRでシリーズ3代目となりますが、初めて使いやすいと感じられたそうです。
▼他メーカーの競合クラブ
- ダンロップ ゼクシオ12ドライバー
- テーラーメイド ステルスグローレドライバー
- キャロウェイ パラダイム MAX FASTドライバー
- PING G430 SFTドライバー
- PING G430 HL MAX・SFTドライバー
- PRGR LSドライバー
他メーカーの競合クラブとしては、270~280gぐらいのいわゆる”軽量クラブ”となりますので、その辺りのクラブを使ったことが有る方、興味がある方は、是非、TSR1ドライバーも試されると良いと思います。
純正シャフトは振りやすい
TSR1ドライバーの純正シャフトは、40gのTSP120 50です。
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | クラブ重量 |
---|---|---|---|---|
S | 49g | 5.7° | 中調子 | 273g |
SR | 47g | 5.8° | 中調子 | 271g |
R | 45g | 6.0° | 中調子 | 269g |
L | 42g | 6.6° | 中調子 | - |
フレックスはS、SR、Rに加えて、Lもありますので、女性ゴルファーにも対応しています。
- 純正シャフトは振りやすい
- ヘッドと合っていて、タイミング取りやすい
- 軽いだけでなく、粘りもちょっとある
西川みさとプロぐらいのヘッドスピードの方に良いとのことで、35~37m/sぐらいの方に調度良さそうです。
なお、ヘッドの見え方について、”構えた時にフラットに見える”とも述べられています。
TSR1ドライバーは軽量モデルながらも可変スリーブが搭載されていますので、アップライトに調整することもできます。
この辺りは、初代TS1ドライバー、2代目TSi1ドライバーも含めて、可変スリーブがしっかり採用されていて、妥協のないタイトリストらしさが出ています。