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ドライバーテーラーメイド

ステルスとSIM2はどちらが飛ぶか?実測した結果が興味深かった件

テーラーメイドのステルスとSIM2は、どちらが飛ぶのか?

ステルスのカーボンフェースの性能を、2名のゴルファーが弾道データを実測した結果が興味深かったので、取り上げます。

ステルスとSIM2、どちらのドライバーが飛ぶかを検証した動画

こちらの動画では、ステルスシリーズとSIM2シリーズのドライバーを2種類用いて飛距離を実測されています。

  • ステルスHDドライバー
  • ステルスドライバー
  • SIM2 MAX-Dドライバー
  • SIM2 MAXドライバー

何れのドライバーも、2名のゴルファーにて試打されています。

まずは飛距離の実測データを見てみましょう。

ステルスHDとSIM2 MAX-D ドライバーは、どちらが飛ぶか?

飛距離データ

<ステルスHDドライバー>

モデル HS BS ミート率 キャリー トータル
ステルスHD 43.7 63.3 1.45 230.2 248.2
43.9 63.5 1.45 234.7 253.4
53.1 75.9 1.43 300.6 316.1
51.1 73.6 1.44 266.2 278.9
平均 48.0 69.1 1.44 257.9 274.2

<SIM2 MAX-Dドライバー>

モデル HS BS ミート率 キャリー トータル
SIM2 MAX-D 43.8 63.4 1.45 230.6 250.2
44.4 64.2 1.45 216.8 237
49.2 71.3 1.45 265 277.6
49.7 71.9 1.45 283.2 298.3
平均 46.8 67.7 1.45 248.9 265.8

どちらが飛ぶか?

飛距離だけ見ると、ステルスHDドライバーが平均274.2ヤード、SIM2 MAX-Dドライバーが平均265.8ヤードで、ステルスHDドライバーの方が8.4ヤードも飛んでいるという結果が出ています。

ただ、飛距離はヘッドスピードに大きく影響されやすく、実測データはヘッドスピードも考慮に入れて見る必要があります。

ヘッドスピードは、ステルスHDドライバーが平均48.0m/s、SIM2 MAX-Dドライバーが平均46.8m/sで、約1.2m/sの差があり、これは小さくない違いです。

試打でのヘッドスピードはステルスHDドライバーの方が1.2m/s速いため、飛距離も出やすいのは当然です。

ただ、ヘッドスピードが1m/s上がると、飛距離は5~5.5ヤード飛ぶと言われていまして、実測のヘッドスピード差である1.2m/s分の飛距離差は6~6.6ヤードとなります。

しかし、飛距離差は8.4ヤードあり、ヘッドスピードの違いから生まれるとされる飛距離差の6~6.6ヤードを1.8~2.4ヤード近く上回りますので、ドロータイプでは、ステルスシリーズの方が飛ぶという結果になります。

ステルスとSIM2 MAX ドライバーは、どちらが飛ぶか?

飛距離データ

<ステルスドライバー>

モデル HS BS ミート率 キャリー トータル
ステルス 43.8 63.4 1.45 237.8 256
45.5 65.7 1.44 230.7 251
52.6 75.2 1.43 296.3 312.2
301.5 315.4
平均 47.3 68.1 1.44 254.9 273.1

<SIM2 MAXドライバー>

モデル HS BS ミート率 キャリー トータル
SIM2 MAX 42.1 61.2 1.45 226.7 244.7
44.2 64.1 1.45 234.9 255
51.2 73.9 1.44 294.8 311.6
54.2 77.2 1.42 272.2 285.4
平均 47.9 69.1 1.44 257.2 274.2

どちらが飛ぶか?

こちらの弾道データでは、ステルスドライバーの4回目の計測値でヘッドスピードとボールスピードが公開されていなかったため、測定値から外しました。

その結果、飛距離だけ見ると、ステルスドライバーが平均273.1ヤード、SIM2 MAXドライバーが平均274.2ヤードで、SIM2 MAXドライバーの方が1.1ヤード飛んでいるという結果が出ています。

こちらもヘッドスピードの違いを見てみますと、ステルスドライバーが平均47.3m/s、SIM2 MAXドライバーが平均47.9m/sで、約2.6m/sという大きな差があります。

試打でのヘッドスピードはSIM2 MAXドライバーの方が2.6m/s速いため、飛距離が出やすいのは当然です。

先程と同じく、ヘッドスピードが1m/s上がると飛距離は5~5.5ヤード飛ぶと考えると、実測のヘッドスピード差である2.6m/s分の飛距離差は13~14.3ヤードとなります。

しかし、実際の飛距離差は僅かに1.1ヤードですから、ヘッドスピードの違いから生まれるとされる飛距離差を考慮に加えると、ステルスドライバーの方が11.9~13.2ヤード飛んでいるということになります。

ドロータイプに続いてノーマルタイプについても、ステルスシリーズの方が飛ぶという結果になります。

まとめ

ステルスシリーズとSIM2シリーズの飛距離性能の違いについて、実際に計測した件を取り上げました。

ドロータイプでは、SIM2 MAX-DドライバーよりステルスHDドライバーの方が1.8~2.4ヤード飛び、ノーマルタイプでは、SIM2 MAXドライバーよりステルスドライバーの方が11.9~13.2ヤード飛ぶという結果となりました。

飛距離には、ヘッドスピード意外にも、ミート率、スピン量、打ち出し角が主に関係するため、このデータだけでは実際には判断しづらい面はあります。

実際、ミート率は殆ど差がないことから、フェースの弾き性能には差がなく、後はスピン量と打ち出し角がどれだけ個々のゴルファーにフィットするかが大きな要素となるように思います。

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