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アイアンゼクシオ

XXIO 14とXXIO 14+ アイアンの違いを比較・評価|スペック・弾道・対象ゴルファーまとめ

ダンロップのXXIOシリーズの14代目、「XXIO 14(ゼクシオ フォーティーン)」について、アイアン2機種の最新情報をまとめました。

XXIO 14シリーズとしてのアイアンの特徴に加えて、XXIO 14とXXIO 14+の違い、適合ゴルファーについて詳しく解説します。

XXIO 14アイアンとXXIO 14+アイアン

ゼクシオ14シリーズは、ゼクシオレギュラーモデルとゼクシオ+モデルの2ラインの構成となっています。

10~13代目では、旧Miyazakiモデルが「X-eks-(エクス)」という名称で明確に分けられましたが、14代目ではゼクシオ+という名称に変わりました。

XXIO+は、重量・弾道ともにしっかりめ!

Miyazaki → X-eks- → + と名称は変わりましたが、実質的にはレギュラーモデルよりも重さがしっかりあり、弾道も強め。

レギュラーモデルが軽量・ハイドローなのに対して、+(プラス)はより標準的なモデルで、レギュラーモデルとの関係、ゼクシオシリーズ内での位置付けは同じままです。

XXIO 14アイアンとXXIO 14+アイアンの違い

ヘッド形状の違い

▼左がXXIO 14、右がXXIO 14+

XXIO14はグース設計でつかまる

こちらは上からの映像を並べたものです。構えた時の見え方になります。

ネック形状に大きな違いがあり、XXIO14の方はグースがしっかりと入っていて、つかまりの良さが備わっています。つかまりが良いと、スライスが出にくいだけでなく、しっかり捉えることで強い球が出やすくなりますので、飛距離アップも出やすくなります。

一方、XXIO14+はストレートにちかい形状です。少しだけグースがありますので、やんわりとしたつかまりで、操作感も残してあります。

▼左がXXIO 14、右がXXIO 14+

XXIO14+はシャープに振り抜きやすい

こちらはヘッドを横から見た映像を並べたものです。ソール設計が分かります。

XXIO14は低重心・深重心を狙ったワイドソール設計で、”球の上がりやすさ”、”寛容性”、”だふりにくさ”があり、いわゆるやさしさが満載です。

一方、XXIO14+は厚さが抑えられていて、ソールの前後が面取りしてあります。スリクソンで採用されているV字ソールを思わせる形状で、芝との接触が抑えられますので、振り抜けの良さが備わっています。

スペックの違い

▼7番アイアン

モデル XXIO 14 XXIO14+
ロフト角 28° 28.5°
ライ角 62.5° 62°
FP 0.5mm 3mm
長さ 37.5″(カーボン)
37.25″(スチール)
37.25″
クラブ重量 366g(R,カーボン)
403g(R,スチール)
383g(S,カーボン)
418g(S,スチール)
軽く振れて、つかまるXXIO 14

XXIO14は従来通り軽量設計のアイアンです。カーボンのRシャフトを選ぶと、7番で366gという軽さが実現されています。

18ホールをスチールシャフト出回るのと比べると、疲労感はかなり変わってきますので、体力に自信がない方、握力が弱いなどで重たいクラブで疲れやすい方は、疲労せず、最後まで自然な力感でプレーしやすくなります。

弾道操作もできるXXIO14+

XXIO14+は重さが標準なのに加えて、FP値が相対的に大きいことが特徴的です。形状のところでも触れましたが、グースが抑えられていることが数値にも出ています。

オートマチックな強制的なつかまりを避けたい方、ある程度は自分で弾道操作したい方に適しています。

構造の違い

XXIO14はチタンフェースで飛距離と軽さ重視

どちらのアイアンもステンレスボディに高強度のフェースを合わせたキャビティアイアンです。

フェース素材に着目すると、XXIO14はチタン系素材が使われていて、弾きと軽さが備わっています。一方、XXIO14+はステンレス素材が使われていて、打感と飛距離のバランスが良い素材となっています。

  • XXIO14:飛距離と軽さ重視で、打感は弾き系
  • XXIO14+:飛距離と打感のバランス型
ウェイトによる重心位置にも違いがある

▼XXIO14のウェイト配置

出典:dunlop.co.jp

XXIO14とXXIO14+では、どちらも高比重のタングステンニッケルウェイトが内臓されていますが、形状・搭載位置を変えることで、重心位置に違いを持たせてあります。

  • XXIO14:センターよりトゥ側
  • XXIO14+:センターよりヒール側

そもそもアイアンは、ネック部分に重量が集まりやすい構造をしています。しかし、XXIO14はトゥ側に高比重ウェイト配置することで、重心をネック側に寄せてあります。

これにより、左右慣性モーメントが高まるため、打点ブレに対して強さを発揮してくれます。

▼XXIO14+のウェイト配置

出典:dunlop.co.jp

一方、XXIO14+は横長の細い形状で、従来モデルよりも下部に搭載されています。

これにより低重心化が顕著になり、よりアイアンらしい高さが出しやすくなっています。

このフェース素材とウェイト搭載の違いにより、以下の特徴が生み出されています。

  • XXIO14:飛距離が出しやすくミスに強い
  • XXIO14+:弾き系打感が抑えられ、高さが出しやすい

XXIO 14とXXIO 14+の価格・発売日

XXIO 14アイアン、XXIO 14+アイアンともに、発売日は2025年11月22日(土)です。

発売価格は両モデルで同じですが、カーボン、スチールのシャフト材質により異なります。

  • カーボン 5本セット(#6〜9、PW):154,000円
  • カーボン 単品:30,800円
  • スチール 5本セット(#6〜9、PW):143,000円
  • スチール 単品:28,600円

市場価格の最安値は、当記事執筆時点の調査では、楽天・Amazonともにメーカー価格と同一です。ただ、どちらのサイトもポイント制度がありますので、実質的に数千円の割引となるようです。

XXIO 14アイアン

<クラブスペック>

番手 ロフト角 ライ角 バンス角 FP 長さ
5 22 61.5 1 0 38.5
6 25 62 1 0.5 38
7 28 62.5 2 0.5 37.5
8 32 63 3 1 37
9 37 63 4 1.5 36.5
PW 42 63.5 5 3 36
AW 48 63.5 6 4.5 36
SW 56 63.5 12 5 36

*長さはカーボンシャフト装着時

<シャフトスペック>

シャフト 硬さ 調子 重量 トルク
ゼクシオ MP1400 S 先中 50 4.2
SR 先中 49 4.3
R 先中 48 4.3
R2 先中 47 4.3
N.S.PRO 850GH neo DST S 87 2.9
R 83 3.2

XXIO 14+アイアン

<クラブスペック>

番手 ロフト角 ライ角 バンス角 FP 長さ
4 21 60.5 7 2.2 38.75
5 23 61 7 2.4 38.25
6 25.5 61.5 8 2.7 37.75
7 28.5 62 8 3 37.25
8 33 62.5 9 3.4 36.75
9 38 63 9 3.6 36.25
PW 43 63.5 10 4.1 35.75
AW 49 63.5 11 4.4 35.75
SW 56 63.5 12 4.8 35.75

<シャフトスペック>

シャフト 硬さ 調子 重量 トルク
SPEEDER NX DST for XXIO S 59 3.4
SR 58 3.4
R 57 3.5
N.S.PRO 950GH neo DST S 93 2.5
R 89 2.6

まとめ

▼2026年モデルのXXIOドライバーの最新情報

XXIO 14とXXIO 14+ ドライバーの違いを比較・評価|スペック・弾道・対象ゴルファーまとめ
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XXIOの14代目、2026年モデルのアイアンについて、XXIO 14とXXIO 14+の2モデルを取り上げました。

改めてポイントを整理します。

  • Xは+に名称変更
  • XXIO 14とXXIO 14+の位置づけ・違いは従来通り
  • XXIO14は飛距離・軽さ・つかまりが特徴
  • XXIO14+は弾きを抑えた打感・高さが特徴

XXIO 14(レギュラーモデル)の方は、チタンフェースを採用していて、飛距離性能と軽さが備わっています。また、素材とその薄さから、弾き系の打感です。

XXIO 14+(旧X、Miyazakiモデル)の方は、ステンレスフェースを採用していて、弾き系の打感が抑えられています。そしてウェイトを下部に搭載することで、球の上がりやすさが備わり、よりアイアンらしい弾道を出しやすくなっています。

加えて、ソールもV字形状で、操作性が欲しい方、芝とのコンタクトを抑えてシャープに振り抜きたい方が扱いやすくなっています。

<コアプレーヤー>

XXIO14はシニア、初心者、軽いクラブを使いたいアベレージゴルファーが挙げられます。

XXIO14+はシャープに振り抜きたいアベレージゴルファー、やさしさ重視の中級者が挙げられます。

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