ステルス HDドライバーの外観
ステルス HDドライバーの特徴・テクノロジー
ステルス ドライバーの特徴
ステルスシリーズのドライバーは、以下の3機種あります。
- ステルス PLUSドライバー
- ステルス ドライバー
- ステルス HDドライバー(本記事で掲載)
ステルス HDドライバーは、ステルスPLUSドライバーのようなソールのウェイト調整機能は搭載されておらず、ステルスドライバーと同様にすっきりとしたソール形状です。
従来モデルとの継承関係としては、M6 D-TYPEドライバーやSIM MAX-Dドライバー、SIM2 MAX-Dドライバーの後継モデルとなります。「D」はドロー仕様を表していますが、テーラーメイドはもともとがフェードバイアス気味のため、ドローモデルがニュートラルかややドローと言われています。
ハイドロー弾道
ステルスHDドライバーは、ハイドローの弾道、つまり、つかまる高弾道が特徴となっています。言及は無いようですが、「HD」は「High Draw」の略と思われます。
もともとSIMシリーズのドローモデル自体も、つかまりと球の上がりやすさに優れていましたので、同じ位置づけのモデルとなりますので、対象ゴルファーもSIM MAX-D・SIM2 MAX-Dドライバーと変わりません。
外観上、ヒールウェイトらしきものは見当たりませんが、イナーシャ・ジェネレータそのものがヒール寄りに設置されていますので、ドローウェイトの役割を果たしています。
60Xカーボン ツイスト フェース
※映像はステルスPLUSドライバーのフェース
フェースは、60層に重ねられたカーボンファイバーにより作り上げられていまして、長らく続いたチタンフェースの時代からの脱却を、強く打ち出しています。
前年のSIM2でもヘッドの重要パーツにアルミニウム素材が採用されていて、脱チタン路線が見え隠れしていましたので、クラウン、ソールときて、フェースにまでカーボンを適用したことは、テーラーメイドとしての長期かつ既定の路線のようでもあります。
フェースをチタンからカーボンに変えるメリットは、大幅に軽量化できることが挙げられます。同等のチタンフェースと比べると、44%も軽量で、SIM2・SIM2 Maxドライバーよりも11%大きく、2020年のSIMドライバーよりも約20%大きくなっています。
現在のウッドは中空構造になっていますので、軽量化により自由自在に重量を配分することができ、より最適な重心設計が可能となっています。
非対称のイナーシャ・ジェネレータ
SIMシリーズから採用されているソール中央に斜めに設置されたイナーシャ・ジェネレータは、ステルスシリーズでも採用されています。
非対称にすることで、ダウンスイングの後半で空力制御が働くことで、ヘッドスピードを生み出してくれます。
貫通型スピードポケット
ソール前方には、テーラーメイドではお馴染みのスリット構造、貫通型のスピードポケットが搭載されています。
フェースの直ぐ後ろに窪みがあることで、ボールスピードがアップし、また、フェース下目で捉えてしまった場合のボーススピードの低下も抑えてくれます。
ステルス HDドライバーのUSモデルと日本モデルの違いを比較
標準シャフトが異なる
ロフト角、ライ角、ヘッド体積など、メーカー公式HPなどで公開されているスペックは、USモデルと日本モデルで同じですが、標準シャフトは異なっています。
USモデルの方は標準でAIR SPEEDERが採用されていて、軽くてトルクも大きなシャフトとなっています。
<USモデル>
- AIR SPEEDER 45
<日本モデル>
- TENSEI RED TM50 (’22)
レフトハンドはUSの方がスペックが多い
レフティー向けのスペックについては、USモデルでは9°、10.5°があるのに対して、日本モデルでは10.5°のみとなっています。
ドローバイアスモデルを選ぶゴルファーは、ロフトが高めのものを選ぶゴルファーも少なくないため、より球の上がりやすい12.0°を使いたいという方にとっては、USモデルは魅力的です。
ステルス HDドライバーのスペック
ロフト角 | 9.0° | 10.5° | 12.0° |
---|---|---|---|
ライ角 | 56.0° | ||
ヘッド体積 | 460cc | ||
長さ | 45.75” | ||
バランス | D4・D5 | ||
左右 | 両方 | 両方 | 右のみ |
ステルス HDドライバーのシャフトスペック
US公式サイトに掲載されているシャフトは1種類のみです。
AIR SPEEDER 45
フレックス | 重量 | トルク | チップ径 | 打ち出し | スピン量 |
---|---|---|---|---|---|
S | 51g | 6.3 | 0.335 | 高 | 中-多 |
R | 49g | 6.5 | 0.335 | 高 | 中-多 |
A | 47g | 6.5 | 0.335 | 高 | 中-多 |
ステルス HDドライバーの価格と購入方法
発売価格は、USで579.99ドル、日本で86,900円です。
ネットでの販売価格については、日本モデルの方はamazonや楽天で購入することができて、安いものでは7.0万円ぐらいで出品されています。USモデルの方は、フェアウェイゴルフUSAにて579.99ドル(約6.6万円)となっています。
当記事執筆時点での調査では、USモデルの方が4,000円ほど安く出品されています。
USモデルは、保証や入手経路の安全性を考えると、メーカーから直接仕入れていて日本国内で実績があるフェアウェイゴルフUSAがオススメです。
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