PINGのグリップはカラーコードで分かれている
出典:https://clubping.jp/product/product2020_g425_i.html
PINGのゴルフクラブでは、グリップにカラーコードというものがあります。
これは他メーカーでは見られない仕組みで、戸惑われる方もいると思います。
PINGのグリップのカラーコードとは、グリップの太さを表していまして、全部で6色(種類)あります。
カラーコード | サイズ |
---|---|
オレンジ | +1/16″ |
ゴールド | +1/32″ |
ホワイト | スタンダード |
アクア | -1/64″ |
レッド | -1/32″ |
ブルー | -3/64″ |
上から3つ目にあるホワイトをスタンダードとして、それより上がっていくとグリップは太くなり、下がっていくとグリップは細くなります。
グリップの太さは、手のひらの大きさで決まると思われている方もいると思いますが、それ以外の要素もあります。
グリップの太さを決める要素については、この後で解説します。
USモデルと日本モデルでは、標準のグリップが異なる
PINGにはグリップのカラーコードと言う選択肢がありますので、購入する際には、自分にあったグリップサイズを把握しておく必要があります。
そして、標準で売られているゴルフクラブは、USモデルと日本モデルでグリップサイズが異なっています。
カラーコード | グリップサイズ | 標準サイズ |
---|---|---|
オレンジ | +1/16″ | |
ゴールド | +1/32″ | |
ホワイト | スタンダード | USモデル |
アクア | -1/64″ | 日本モデル |
レッド | -1/32″ | |
ブルー | -3/64″ |
USモデルでは、ホワイトのスタンダードが標準です。一方、日本モデルではアクアと呼ばれるグリーンが標準となっていて、-1/64インチ小さくなっています。
USモデルを検討される方は、グリップの太さにご注意ください。
最適なグリップは、自分の手のサイズを測れば簡単に分かる
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では、自分に合ったグリップサイズ(カラーコード)の選び方ですが、PINGにて公開されている「グリップカラーコードチャート」を使って、簡単に調べることができます。
<カラーコードの調べ方>
- まず、自分の手のひら(上図①)と一番長い指(上図②)の長さを測ります。長い指は、通常は中指の方が殆どです。
- 測定した①と②の値を、上図の右側のカラーチャートに当てはめます。手のひらの長さ(①)の値はチャートの縦軸、指の長さ(②)はチャートの横軸です。
- チャートの軸上で読み取ったところから、真っすぐに線を引き、①、②からの線が交わった点が自分の適性なグリップサイズとなります。
例えば、交わった点が緑色(アクア)のところにあれば、日本モデルでは標準、USモデルでは一つ下のサイズということになります。
グリップのサイズはとても重要な理由
手の大きさは、人によって違う
一般的には、グリップのサイズを気にしたことがある方は、ゴルファーの中で多くはないのではないかと思います。
と言うのも、グリップはゴルフクラブに標準で着けられていて、それをそのまま使うのが当たり前という空気があるからです。
ですが、ゴルフクラブはヘッドに最も目が行きがちですが、スイングする際に実際に触れるのはグリップだけとなります。そう考えると、唯一の接点であるグリップの重要性は、理解されるのではないかと思います。
とくに、手のサイズというのは十人十色で、大きい人と小さい人ではかなりの差があります。筆者は手がとても小さく、少し大きな体の人と比べると、指の第一関節ぐらいの差があります。
手の大きさが違えば、しっかりに握れてると感じられるグリップの太さはことなりますし、それがスイングや弾道に影響するのも想像に難くないのではないでしょうか。
グリップの太さで弾道が変わる
自分に合ったグリップの太さは、手の大きさで決まってきます。これは確かです。
しかし、もう一つ注目したい点として、グリップの太さが弾道にも影響するという点です。
グリップの太さ | 弾道への影響 |
---|---|
細い | スライスを抑える |
太い | フックを抑える |
一般的に、細いグリップはスライスを抑え、ドロー気味になり、太いグリップはフックを抑え、フェード気味になると言われています。
ゴルフクラブは、利き手と反対の手でグリップエンドをしっかり握り、その上に利き手を添える形で握ります。
右利きの場合、右の手で絞り込むように握ることになりますので、これが緩いか締まるかで、フェースの向きが変わってくることが関係しているようです。
標準のグリップがやや太いが、1サイズしたは少し細いと感じられ、調度良いサイズが無い場合もあると思います。そういった場合こそ、スライスを抑えたい方は、細い方を、フックを抑えたい方は太い方を選択すると、弾道がセンターに飛びやすくなります。
まとめ
PINGのグリップのカラーコードについて、カラーコードの意味、そして、最適なグリップサイズ(カラーコード)の選び方について解説しました。
本記事の後半で取り上げた通り、グリップの太い・細いは弾道にも影響しますので、調度良いグリップサイズがなく、1サイズ変えるかどうか迷われている方は、ご自分の弾道も踏まえて検討されると、より自分に合ったグリップサイズに近づくと思います。