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フェアウェイウッドキャロウェイゴルフ用語

HEAVEN WOOD(ヘブンウッド)とはどんなクラブか?

HEAVEN WOODは、USモデルで多く見かける?

ゴルフクラブの番手は、ウェッジを除き、数字で表されるものが殆どです。しかし、フェアウェイウッドでは、数字以外の表記の番手があります。

良く見かけるものの代表格が「ヘブンウッド」です。

スペック表では、7番の近辺に掲載されていて、7番とは存在そのものが異なりますし、スペックそのものも異なっています。

更に言えば、ヘブンウッドは筆者の知る限り、キャロウェイに限った番手です。

HEAVEN WOODとは?

HEAVEN WOODについては、恐らく正確な定義というものは存在しません。

筆者としては、キャロウェイのフェアウェイウッドでしか見聞きしたことがありませんので、キャロウェイの中でどのような位置づけで扱われているかを解説します。

過去には「ヘブンウッド」と名のつくモデルもあった

「ヘブンウッド」はフェアウェイウッドの番手の一つと説明しましたが、過去に遡ると、「ヘブンウッド」という名前が入ったゴルフクラブがキャロウェイにありました。

出典:https://golf-us.xyz/af/c/https://www.amazon.co.jp/

2004年に発売のビッグバーサ ヘブンウッドというモデルです。番手は、H1~H5まであり、ユーティリティとして発売されています。

しかし、現在、キャロウェイで使われている「ヘブンウッド」とは、このモデルを指しているのではなく、前述の通りフェアウェイウッドの番手の一つの意味で使われています。

4番ウッドに7番ウッドのロフト角

HEAVEN WOODは、4番ウッドに7番ウッド相当のロフト角を持たせたもの、という解釈が一般的です。

実際に、ここ最近のHEAVEN WOODのスペックを見ても、この捉え方が一番的しています。

▼EPIC MAX フェアウェイウッドのスペック

番手 ロフト角 長さ ライ角 ヘッド体積
3+W 13.5° 43.25″ 56.5° 179cc
3W 15° 43.25″ 57.0° 179cc
5W 18° 42.75″ 57.5° 153cc
HEAVEN
WOOD
20° 43.00″ 57.5° 166cc
7W 21° 42.25″ 58.0° 144cc
9W 23° 41.75″ 58.5° 136cc
11W 25° 41.25″ 59.0° 132cc

例えば、上記のEPIC MAXフェアウェイウッドを例にあげますと、5番と7番の間に「HEAVEN WOOD」が掲載されています。

ロフト角は20°で、7番の21°とほぼ同じ角度です。

ヘッド体積は166ccで、3番ウッドの179ccと5番ウッドの153ccのちょうど中間です。クラブ長さは43インチで、3番の43.25インチと5番の42.75インチのちょうど中間です。

ロフト角は1°違うものの、ほぼ7番ウッド、ヘッド体積とクラブ長さは調度4番ウッド相当です。

まさに「4番ウッドだけと、7番ぐらいフェースが寝ている」フェアウェイウッドです。

ヘブンウッドの由来は「天国」

ヘブンウッドという名称の由来については、ゴルフ体験主義さんにて以下の様に述べられています。

「天国に届くほどの高さが出る」ということで「ヘブンウッド」と命名されていたように記憶しています。
引用:https://golftaiken.nikkansports.com/2017/08/10468.html

たしかに、7番のロフト角を持った4番ウッドですから、球が上がりやすいのは確かです。

フェアウェイウッドの難しさの一つに、地面から打つウッドのため、球が上り難いという点があります。

ヘブンウッドは、ロフト角を特別寝ていますのに、打ち出しの高さの問題を解消してくれるスペックを持っています。

まとめ

キャロウェイのフェアウェイウッド、とりわけUSモデルで見かけることの多い「HEAVEN WOOD」について解説しました。

7番のロフト角を持った4番ウッドということで、3番や5番のロフトを寝かせるという方法で、似たようなスペックを実現することも可能です。

ただし、キャロウェイやテーラーメイドのフェアウェイウッドでは、ロフト角調整機能を有しているものは限られていますので、調整機能に頼る方法もモデルによっては行えません。

フェアウェイウッドで球が上がり辛いという方は、HEAVEN WOOD、または、ロフト調整でフェースを思い切って寝かすといった方法を、試してみては如何でしょうか?

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