PRGRから発売のRS SPEEDドライバー(2025)とLSドライバー(2023)について違いをまとめました。
RS SPEEDドライバーとLSドライバー
▼左がRS SPEED、右がLS
PRGRでは軽量モデルとしてLSドライバーが2021年、2023年に発売されています。
2年サイクルでリリースされていますが、2025年モデルはRS SPEEDドライバーという名称になり、RSシリーズに取り込まれた形となっています。
RS SPEEDドライバーとLSドライバーの違い
更に軽量化されている
どちらのモデルも、軽量・つかまり・上がりやすさを特徴としたのドライバーです。
特に軽さについては、前作も283gと軽量でしたが、今作では276gとなっていますので、更に軽量化に磨きが掛かっています(SRスペックで比較)。
なお、軽量化の内訳まで見て行くと、シャフト重量は同じですが、グリップ重量は43gから36gに大幅に軽くなっています(SRスペックで比較)。
そのため、ヘッドの重量感を表すクラブバランスは、D0からD1.5にアップしていますので、軽量化と言えど、ヘッドの重量感は増していて、より分厚い当たりが出やすくなっていると言えます。
オフセットは継承されていて、つかまりが良い
RS SPEEDドライバーもLSドライバーも、最近のドライバーとしては珍しく、ややオフセット気味になっています。
オフセットの効果としては、フェースが奥まっている分、インパクトのタイミングが少し遅れるため、よりヘッドが返った状態で、強くつかまえた弾道が出やすくなります。
RSシリーズの4本のドライバーの中で、上図のマトリクスの通り、最も弾道高さとドローが強めに出やすくなっています。
ロフト9.5°が追加!幅広いゴルファーに対応!
モデル | RS SPEED | LS 2023 |
---|---|---|
ロフト角 | 9.5°・10.5°・11.5° | 10.5°・11.5° |
ライ角 | 58°・59°・59° | 59.5° |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc |
クラブ長さ | 45.75” | 45.75” |
クラブ重量(SR) | 276g | 283g |
注目したいのは、ロフト角9.5°が追加されている点、そして、クラブ重量が更に軽くなっている点です。
軽量・ドローのドライバーというと、シニア層をイメージされる方が多いと思います。
しかし、前身のLSドライバーは片山晋呉プロが使用していて、最近では他メーカーですが石川遼プロがドローモデルのELYTE Xドライバーを使用していて、プロでも所謂やさしいドライバーを使う傾向が増えています。
ロフト角9.5°が追加されたことで、中・上級者で軽いドライバーを使いたい人も、シャフトを変えて利用することができそうです。
調整機能がフル装備に!
従来のLSドライバーには、調整機能が搭載されていませんでした。
しかし、RS SPEEDドライバーには、他のRSシリーズのドライバーと同様に、可変スリープ、脱着式のウェイトが搭載されています。
可変スリーブはロフト角・ライ角の調整を4パターン、ウェイト調整機能は、オプションで別重量を入手することで2~12gに変更が可能となりました(デフォルトは5g)。
弾道のカスタマイズ性能が備わりましたので、ゴルフ場の天候・季節などに応じて、また、その日の調子に応じて弾道を変えることができます。
価格は約9,000円アップ
- RS SPEEDドライバー 2025:107,800円(税込み)
- LSドライバー 2023:99、000円(税込み)
- LSドライバー 2021:96,800円(税込み)
昨今の世界的な物価高の煽りを受けてか、メーカー価格は益々高くなっています。
前作と比べると、約9,000円の値上がりとなっていまして、10万円を超えました。
ちなみに、過去2作のLSドライバーと比べると、調整機能が2種類搭載されていますので、その分の値上がりと考えれば致し方ない範囲とも言えます。
RS SPEEDドライバー(2025)
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5、11.5°
- ライ角:58、59、59°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- シャフト:SPEEDER NX FOR PGRG
LSドライバ―(2023)
<スペック>
- ロフト角:10.5、11.5°
- ライ角:59.5°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- シャフト:SPEEDER NX FOR PRGR