テーラーメイドのR7 Quad Mini ドライバーが2025年4月に登場しました。
当記事執筆時点では、日本公式サイトでは掲載がなく、取り扱いはUSモデルのみとなります。
R7 Quad Mini ドライバーの外観
R7 Quad Mini ドライバーの特徴・テクノロジー
今回のベースモデルはR7
テーラーメイドはこれまで2年サイクルでミニドライバーを発売しています。
2019年にはOriginal One MINI、2021年には300mini、2023年にはBRNR miniが発売されていて、名称からベースとなっているモデルが分かります。
2025年のミニドライバー「R7 Quad Mini ドライバー」は、2004~2008年頃に発売されたR7シリーズがベースとなっています。その頃からプレーされている方にとっては懐かしい響きです。
▼2004年に発売のR7 Quad HTドライバー
R7シリーズで印象的なのは、ソールに搭載された可変ウェイトです。
その数、なんと4つ搭載されていて、入れ替えにより重心調整が行えるというものです。
このテクノロジーは、今尚、主流のため、今考えると随分先を走っていたドライバーとも言えます。
ミニドライバーにもウェイトが4つ搭載
R7 Quad Mini ドライバーにもウェイトは4つ搭載されています。
13g×2、2g×2となっていて、デフォルトでは前側に13gが2つ搭載されていますので、浅重心で低スピン・強弾道の設定になっています。
ウェイトポートは4種類、ウェイトは2種類のため、調整パターンは6種類ということになります。重たいウェイトを前側、後ろ側、トゥ側、ヒール側に片寄せした形で4パターン、あとは重たいウェイトを対角線上に配置したパターンで、これが鏡面もあるので2パターンです。
ちなみに、可変スリーブも搭載していますので、ロフト・ライの調整も組み合わせると、かなりの弾道調整が可能です。
ウッドの基本テクノロジーを搭載
ミニドライバーだからといって手抜きはなく、調整機能以外にも通常のドライバーと同様のテクノロジーが搭載されています。
- インフィニティカーボンクラウン
- ツイストフェース
- スピードポケット
なお、公式サイトではフェース素材に関する言及はなく、フェース面にもCARBONの記述がありませんので、カーボンフェースは採用されていないようです。
これまでもミニドライバー、フェアウェイウッドにはカーボンフェースが採用されたことはありませんので、従来通りとも言えます。
ヘッド形状はややハイバック
▼左がR7 Quad Mini、右がBRNR Mini
こちらは2年前に発売されているBRNR Miniとヘッド形状の映像を比較したものです。
R7 Quad Miniの方は、後方にウェイトポートがあるためか、ハイバックになっているように見えます。
ただ、後方の低い部分にウェイトが2つ搭載されていますので、こちらを重くすればかなり低重心・深重心効果が高まりそうです。
ちなみに、ヘッド体積は、BRNR Miniが304ccで、R7 Quad Miniが305ccですから、ほぼ同じです。
R7 Quad Mini ドライバーのスペック
クラブスペック
- ロフト角:11.5、13.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:305cc
- 長さ:43.75インチ
シャフトスペック
<Fujikura Speeder MD>
硬さ | 重量 | トルク | 打ち出し | スピン量 |
---|---|---|---|---|
X | 62g | 4.3 | 中 | 低~中 |
S | 58g | 4.4 | 中 | 中 |
R | 52g | 4.5 | 中 | 中 |
R7 Quad Mini ドライバーの価格と購入方法
ネットでの販売価格については、USモデル専門で取り扱いしているフェアウェイゴルフUSAでは、純正のFujikura Speeder MDシャフトの装着モデルで、479.99ドル(68,159円)で発売されています。
AMAZON、楽天などのショッピングサイトでは出品が見つかりませんでした。もう少し時間が経つと、取り扱うお店が出てくると思われます。
USモデルは、保証や入手経路の安全性を考えると、メーカーから直接仕入れていて日本国内で実績があるフェアウェイゴルフUSAがオススメです。