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アイアンスリクソン

ZXi7アイアン【3つの重要ポイント】特徴と適合ゴルファーを解説

スリクソンから発売のZXi7アイアン。

ZXiシリーズの中で最もハードなアスリートアイアンで、塚田陽亮、出水田大二郎など、ツアープロにも、早速、使用されています。

ZXi7アイアンについて、3つのポイントと適合ゴルファーについて解説します。

▼ZXiシリーズのアイアン3機種の弾道やスペックの違いについては、下記記事に詳しくまとめてあります。

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ポイント① 操作性があるが、やさしさもあるのが最大の特徴!

出典:SRIXON公式HP

ZXシリーズ(旧Zシリーズ)の「7」のモデルは、ツアープロも使用するアスリートモデルですが、キャビティバックを採用していてやさしさがあり、アマチュアの中・上級者にもとても人気があります。

2024年モデルのZXi7アイアンもその特徴は引き継がれていて、他メーカーの同じようなポジショニングのアイアンの中でも、扱いやすさが群を抜きます。

ロフトも7番で32°とややフェースが立っていますので、他メーカーの同類のアイアンと比べて飛距離を出しやすいという利点もあります。

極端なことを言えば、アベレージゴルファーであっても球が上がりさえすれば、こういうアイアンで練習していくのも悪くありません。

なお、アイアンの性能としては、操作性、スピン性能、打感・打音に優れていますので、球筋を操りたい方、柔らかな打感・打音を好む方が対象となります。

球が上がり辛い方は、ZXi5を検討しよう!

ポイント② 素材と形状が変わり、打感がさらに向上!

まず素材についてですが、通常、軟鉄鍛造のアイアンでは、S20CかS25Cが用いられます。数字の違いは炭素の含有量を表していて、S20Cは約0.2%、S25Cは約0.25%で、炭素が少ないほど柔らかくなります。

アイアンとしては、0.2%(S20C)までが柔らかさの限界とも言われていて、実際、「7」の初代であるZ725からZX7 MKⅡまで、7代続いてS20Cが用いられていました。

しかし、今作のZXi7では、コンデンス鍛造と呼ばれる独自のネック強化設計により、0.15%のS15Cでの製造が実現されていて、素材による柔らかさが向上しています。

S15Cを使ったアイアンは、地クラブ以外で見たことが無い!

次に形状ですが、ZXi7はバックフェースの打点エリアの肉厚部が大きく取られています。

▼左がZX7 MKⅡ(2022年)、右がZXi7(2024年)

この場所を分厚くする構造はZ-FORGEDⅡアイアンとも同じで、インパクトの際の変形を抑えることで、打ち応えと吸い付くような打感が実現されています。

ポイント③ ZXi5、Z-Forgedとのコンボも検討したい!

スリクソンのアイアンは、モデル間で似ていながらも、性能差はしっかり持たせてあります。

その意味では、物足りなさ、逆に手に余る感じがある場合、上のモデル、下のモデルに移行しやすいですし、コンボも組みやすいアイアンです。

ここで実際にプロが採用しているコンボを見てみましょう。

プロ 3 4 5 6 7 8 9 PW AW
岡田晃平 ZXi5 ZXi7 Z-ForgedⅡ
塚田陽亮 ZXi5 ZXi7
出水田大二郎 ZXi5 ZXi7
櫻井心那 ZXi5 ZXi7
青木瀬令奈 ZXi5 ZXi7

実際、プロの使用状況としては、ZXiシリーズを単一モデルにするよりもコンボで取り入れるケースの方が多く見られます。

コンボの内容としては、3~5番にZXi5、それ以降にZXi7という形です。ちなみにZXi5とZXi7のロフトの違いは、4番は同じ(22°)で、5番は1°のみです。

ZXi5の方が球が上がり、飛距離も出やすく、寛容性もありますので、ロングアイアンの難しさを考えると、こういったコンボをベースに検討されるのがオススメです。

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対象ゴルファーまとめ

ZXi7アイアンについて、3つの特徴を解説しました。

  • 操作性があるが、やさしさもあるのが最大の特徴!
  • 素材と形状が変わり、打感がさらに向上!
  • ZXi5、Z-Forgedとのコンボも検討したい!

スリクソンのアイアンは、ルックス・クセの無さが特徴で、どの年代のモデルも高い評価を得ています。中でも「7」のモデルは操作性と打感がありつつ扱いやすいため、この位置付けのアスリート向けアイアンとしては、幅広い層に支持されています。

対象ゴルファーとしては、主に以下の特徴を持った方になります。

  • 球筋を操りたい方
  • 打感を重視する方
  • それでいて、キャビティ形状によるやさしさも欲しい方
  • スリクソンのブランドに魅力を感じる方

該当される方は、是非、試打して相性を確認してみてください。

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