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SRIXON「ZXiシリーズ」のドライバーは4タイプ|ZXi MAX・ZXi LS・ZXi・ZXi TR違いを比較・評価|発売日は2024年11月9日

SRIXONの2024年の新作「ZXiシリーズ」のドライバー、ZXi MAX・ZXi・ZXi LS・ZXi TRの違いをまとめました。

ZXiシリーズのドライバー4機種

▼左からZXi MAX、ZXi、ZXi LS、ZXi TR

スリクソンのZXiシリーズのドライバーが、予定通り2年周期でリニューアルとなりました。

アイアンはラインナップ構成が同じでしたが、ドライバーは異なっていて、前作から1モデル増えて4モデルとなっています。

  • ZXi MAXドライバー:高MOIの新モデル
  • ZXiドライバー:ZX5 MKⅡの後継モデル
  • ZXi LSドライバー:ZX5 MKⅡ LSの後継モデル
  • ZXi TRドライバー:ZX7 MKⅡの後継モデル

ZXi MAX、ZXi、ZXi LS、ZXi TRドライバーのヘッド形状・特徴・弾道の違い

ヘッド形状の違い

▼左からMAX、スタンダード、LS、TR

こちらはクラウン形状の映像を並べたものです。

一番右のZXi TRのみ上級者が好みそうな洋ナシ型をしていますが、左側の3モデルはストレッチバックした深重心の形状となっています。

特に一番左のZXi MAXは、ヒール寄りに体積が寄せられていますので、深重心に加えてつかまりの良さも感じられる安心感のある形状です。

▼左からMAX、スタンダード、LS、TR

こちらはヘッドを横から見た映像を並べたものです。

特徴的なのは一番左のZXi MAXと一番右のZXi TRの2つです。

ZXi MAXはシャローバックで、後方最深部がテーラーメイドのイナーシャジェネレータのような船の舵のような構造物が設けられています。深重心・低重心を意図した形状で、寛容性と直進性を重視したドライバーです。

ZXi TRはヘッド厚があるディープバックで、後方も持ち上がった形状となっています。浅重心・高重心に寄せてありますので、低スピン・操作性に優れたドライバーです。

真ん中二つのZXiとZXi LSは似ていますが、ZXiは後方にウェイトが2つあり、ZXi LSは前方と後方にウェイトが1つずつとなっています。

ウェイトにより重心深さが異なり、ZXi LSの方が浅重心で、名前の通り低スピンとなっています。

弾道・特徴の違い

モデル ZXi MAX ZXi ZXi LS ZXi TR
(前モデル) (-) (ZX5 MKⅡ) (ZX5 MKⅡ LS) (ZX7 MKⅡ)
弾道高さ ★★★★★ ★★★★☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆
スピン量 ★★★★☆ ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆
寛容性 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆
操作性 ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★
投影大きさ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆

弾道や特徴は、ほぼほぼヘッド形状や名前から想像される通りです。

ZXi MAXは寛容性・直進性・弾道高さに優れています。反対にZXi TRはディープな小ぶりヘッドで操作性と低スピンに優れています。

ZXiとZXi LSは、上記2つの中間の操作性・寛容性があり、LSの方は4モデルの中でも最も低スピン性能に優れています。

弾道高さとスピンだけみれば、ZXi TRよりもZXi LSの方がハードな点は注意しておきたいところです。

スペックの違い

モデル ZXi MAX ZXi ZXi LS ZXi TR
(前モデル) (-) (ZX5 MKⅡ) (ZX5 MKⅡ LS) (ZX7 MKⅡ)
ヘッド体積 460cc 460cc 460cc 450cc
ウェイト 14g(後) 4g(後T)
10g(後H)
10g(前)
4g(後)
4g(後T)
10g(後H)
ロフト角 9°、10.5° 9°、10.5° 9°、10.5° 9°、10.5°
ライ角 59° 59° 59° 59°
長さ 45.75″ 45.75″ 45.75″ 45.75″

ロフト角、ライ角、長さは全4モデルで同じで、ヘッド体積もZXi TRのみ450ccですが、残りの3モデルは460ccとなっています。

注目したいのはウェイトの配分です。

ZXi MAXのみウェイトが1つで後方に寄せられていますが、残りの3モデルはウェイトが2つで重量に差異がありますので、入れ替えることで重心を切り替えることができます。

ZXi LSは前後にありますので、重心深度を切り替えて、弾道高さ、スピン量を変えることができます。

ZXi、ZXi TRは左右にありますので、つかまりを変えることができます。

ZXi MAX、ZXi、ZXi LS、ZXi TRドライバーの価格・発売日

ZXi MAX、ZXi、ZXi LS、ZXi TRドライバーの発売日は2024年11月9日です。

発売価格はDiamana ZXi50、VENTUS ZXi5、VENTUS ZXi6の3種類のシャフトがありますが、いずれも85,800円(税込み)です。

ZXi MAXドライバー

これまでにない新しいモデルで、高MOIを特徴付けたドライバーです。

寛容性・直進性・弾道高さに優れていますので、4モデルの中で最もやさしいドライバーということになります。

『ZXi MAX』という、よりやさしいモデルを加えることで、〝スリクソン=難しい〟というイメージを持っているアマチュアのみなさんにアプローチできる

引用:dunlop.co.jp

メーカー自身、アマチュアがターゲットであることを明言されていますので、中・状勇者というよりは、アベレージゴルファーで少し上のモデルを使ってみたい方に、是非、試して頂きたいドライバーです。

ウェイトは後方に1つだけとなっていますが、オプションで別重量を購入することで重心位置の調整が可能となっています。

  • ロフト角:9、10.5°
  • ライ角:59°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.75インチ
  • ウェイト:後方14g

ZXiドライバー

ZX5 MKⅡドライバーの後継モデルです。

従来の「5」のモデルに位置付けられますので、寛容性を持たせたタイプとなります。

ただ、SRIXONはアスリート向けブランドで、ツアープロも使用するモデルのため、寛容性といってもアベレージゴルファーが打点ミスを救ってもらえるほどのものではありません。

操作性がありますので、意図せず打点やスイングにミスが出ると、その通りの弾道が出ます。操作性を求めない方は、ZXi MAXかゼクシオXを検討すると良いでしょう。

ウェイトは後方の左右に1つずつ搭載されていて、重量が10g、4gと異なっていますので、入れ替えることでつかまり度合いを切り替えることができます。

  • ロフト角:9、10.5°
  • ライ角:59°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.75インチ
  • ウェイト:後方トゥ4g、後方ヒール10g

ZXi LSドライバー

ZX5 MKⅡ LSドライバーの後継モデルです。

前作同様、寛容性がありながら低スピン・低弾道の特徴を持っていて、他社に無いレアなタイプのドライバーです。

その特徴が故に、なかなかフィットしないという声がありましたが、今作ではウェイトを前後に重量違いのものを設けることで、入れ替えにより重心位置を変えてスピン量や打ち出し高さを切り替えることができます。

デフォルトの前側が重たい設定では、ZXi TRドライバーよりも低スピン・低弾道となっている点は踏まえておきましょう。

  • ロフト角:9、10.5°
  • ライ角:59°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.75インチ
  • ウェイト:前方10g、後方4g

ZXi TRドライバー

ZX7 MKⅡドライバーの後継モデルです。

前作同様、操作性と低スピン性能に優れています。このモデルのみ450ccと少しだけ体積を抑えてあって、ディープでややハイバックになっていますので、小ぶりなヘッドでシャープに振り抜きたい方にも適しています。

ウェイトはZXiと同じで後方の左右に1つずつ搭載されています。重量も10g、4gと異なったものが搭載されていますので、入れ替えることでつかまり度合いを切り替えることができます。

  • ロフト角:9、10.5°
  • ライ角:59°
  • ヘッド体積:450cc
  • 長さ:45.75インチ
  • ウェイト:後方トゥ4g、後方ヒール10g

 

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