コブラの2023年モデルの「AEROJET」シリーズについて、フェアウェイウッド3機種の違いをまとめました。
AEROJETシリーズのUSモデルのフェアウェイウッド3機種
コブラのAEROJETのフェアウェイウッド(USモデル)は、ドライバーと同じ形で3機種に分かれています。
左からノーマルタイプのAEROJETフェアウェイウッド、低スピンタイプのAEROJET LSフェアウェイウッド、ドローバイアスのAEROJET MAXフェアウェイウッドです。
ノーマルを中心として、低スピンとドローの3タイプに分ける形は、ステルス2、パラダイム、G430と全く同じため、海外メーカーでは標準的な分け方となっています。
なお、前作のLTDxシリーズもLSとMAXに分かれていますので、LTDxからAerojetへの移行もしやすくなっています。
AEROJETシリーズ フェアウェイウッドのUSモデルの弾道・テクノロジーの違い
弾道の違いを比較
モデル | AEROJET | AEROJET LS | AEROJET MAX |
---|---|---|---|
打ち出し | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
スピン量 | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
寛容性 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
操作性 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
弾道 | N | N~F | N~D |
LSは、低スピン・打ち出しが低め・フェードバイアスのため、ヘッドスピードの速さ、自分でつかまえきれる技量が求められます。
反対にMAXは、高打ち出し・ドローバイアスのため、スライス気味の方、弾道の低さに悩んでいる方に適しています。
ただ、コブラのウッドは全体的にアスリートライクになっていますので、MAXがドローバイアスと言えど、激しくスライスが出る方向けではありません。

テーラーメイド、キャロウェイ、PINGとラインナップの分け方は同じ
テクノロジーの違いを比較
モデル | AEROJET | AEROJET LS | AEROJET MAX |
---|---|---|---|
ウェイト | 後方に12g | 前方トゥに3g 前方ヒールに12g | 前方ヒールに3g 後方に12g |
可変スリーブ | 〇 | 〇 | 〇 |
H.O.Tフェース | 〇 | 〇 | 〇 |
カーボン クラウン | 〇 | 〇 | 〇 |
PWR-BRIDGEウェイト | 〇 | 〇 | 〇 |
ヘッドに組み込まれている飛び・寛容性のテクノロジーは、3機種全てで差異なく搭載されています。
大きな違いはウェイトの数・重量・配置にあります。
ノーマルなAEROJETフェアウェイウッドは、ウェイトが1つでソール後方に搭載されています。
残りの2機種、LSとMAXは、どちらもウェイトが2つ搭載されています。
2つのウェイトは重量が異なっていますので、ウェイトを入れ替えることで、重心の位置を切り換えることができます。
MAXはデフォルトで後方ウェイトが重いため、ヒール側ウェイトと入れ替えることで、つかまりを良くすることができます。
LSはデフォルトでヒール側ウェイトが重いため、トゥ側ウェイトと入れ替えることで、つかまりを抑えることができます。

MAXとLSは、2つのウェイトを入れ替えると弾道を切り替えられる!
AEROJETシリーズ フェアウェイウッドのUSモデルのスペック・シャフトの違い
スペックの違いを比較
ロフト角の違い
番手 | AEROJET | AEROJET LS | AEROJET MAX |
---|---|---|---|
3番 | 15° | 14.5° | 15.5° |
5番 | 18° | 17.5° | 18.5° |
7番 | 21° | - | 21.5° |
ノーマルとMAXの2機種は、3番、5番、7番の3種類あり、LSは3番と5番の2種類のみとなっています。
ロフト角はモデルにより変化が付けられていて、ノーマルは標準的なロフト設定ですが、LSでは0.5°マイナスに、MAXでは0.5°プラスになっていて、打ち出しの高低の味付けがはっきり付けられているのが特徴です。
ライ角の違い
番手 | AEROJET | AEROJET LS | AEROJET MAX |
---|---|---|---|
3番 | 56.7° | 55.7° | 57.7° |
5番 | 57.5° | 56.2° | 58.5° |
7番 | 58.2° | - | 59.2° |
ロフト角と同様に、ライ角についても各モデル間で差が付けられています。
ノーマルを中心に考えると、LSはフラット、MAXはアップライトになっています。
同じライ角度で構えた時に、MAXが最もアップライトになりますので、この点でも球のつかまりが良くなっています。
長さの違い
クラブ長さについては、LSの5番のみ0.25インチ短尺になっていますが、その他の番手は各モデル間で統一されています。
シャフトの違いを比較
シャフト | AEROJET | AEROJET LS | AEROJET MAX |
---|---|---|---|
MCA Kai’li Blue 60 | S、R | - | S |
MCA Kai’li White 70 | - | X、S | - |
UST Helium Nanocore 5F2 | A | - | R、A |
AEROJETシリーズ フェアウェイウッドのUSモデルの価格と購入方法
ネットでの市場価格については、日本モデルはamazonや楽天で購入することができて46,530円で出品されています。
USモデルはフェアウェイゴルフUSAにて42,770円で出品されています。
USモデルを購入する場合、フェアウェイゴルフUSAは、直接、メーカーから仕入れていて日本国内での実績も長く、知名度もありオススメです。
※フェアウェイゴルフUSAのメーカーからの直接仕入れについての説明
AEROJET フェアウェイウッド
AEROJETフェアウェイウッドは、シリーズ3機種の中で、ど真ん中のノーマルタイプです。
弾道のバイアスがなく、寛容性・直進性に優れています。
スライス・フックの極端な偏りが少なく、真っすぐ打ちたい方に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | ヘッド体積 |
---|---|---|---|---|
3番 | 15° | 56.7° | 43″ | 168cc |
5番 | 18° | 57.5° | 42.5″ | 159cc |
7番 | 21° | 58.2° | 42″ | 158cc |
AEROJET LSフェアウェイウッド
AEROJET LSフェアウェイウッドは、ソール前方にウェイトが2つ搭載されていて、低スピン性能に優れています。
弾道バイアスはフェードのため、自分でしっかり球をつかまえきれる方向けとなります。
ウェイトは、トゥ・ヒールに1つずつ搭載されていて、重量が異なりますので、入れ替えることで、球のつかまりを弱めることができます。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | ヘッド体積 |
---|---|---|---|---|
3番 | 14.5° | 55.7° | 43″ | 172cc |
5番 | 17.5° | 56.2° | 42.25″ | 143cc |
AEROJET MAXフェアウェイウッド
AEROJET MAXフェアウェイウッドは、ソール後方とヒール寄りにウェイトが搭載されていて、ドローバイアスになっています。
また、ノーマルモデルよりもロフト角が0.5°寝ていて、ドローバイアスと相まって、ハイドローの弾道が出やすくなっています。
ウェイトは、後方とヒールに1つずつ搭載されていて、LSと同じく重量が異なりますので、入れ替えることで、球のつかまりを強めることができます。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | ヘッド体積 |
---|---|---|---|---|
3番 | 15.5° | 57.7° | 43″ | 169cc |
5番 | 18.5° | 58.5° | 42.5″ | 155cc |
7番 | 21.5° | 59.2° | 42″ | 151cc |